問題多く理解に苦しむ「手紙」の内容(3)
4月の静岡のショーでの「コングレス」を巡っては、あるひとつの重大な“疑惑”も浮上しています。
「コングレス」は土曜日と日曜日に1回ずつありましたが、この2つの「コングレス」は全く種類の異なるものでした。
その結果はTICA公式サイトのショーレポートで確認できますので、ご覧頂ければと思います。http://ticamembers.org/showrep/2015/150425c.htm
土曜日はBGとPS以外が対象の「コングレス」、日曜日はBGとPSだけの「コングレス」だったのです。
その結果、日曜日の「コングレス」ではファイナル10頭のうち9頭がBGという結果になりました。(※ファイナルに入ったのはほぼ全て主催クラブのクラブ員の猫であり、うち5頭のBGと1頭のPSはこの「コングレス」だけファイナルに入りました)
「なぜ、PSが含まれているのか?」と疑問に思う人がいるかもしれませんが、ちょっとルールに詳しいメンバーならピン!と来るかと思います。
ルールの勉強をされているメンバーのために解説すれば、短毛と長毛による「コングレス」のタイトルポイントの扱いはABリングと同じ。しかし、これがもしBGだけだと、SPリング扱いのタイトルポイントしか貰えなくなってしまうのです。
つまり、獲得できるタイトルポイントに大きな違いが出てくるというわけです。
それだけではありません。ABリングと同じ扱いの「コングレス」なら、ファイナルに入ればGRC以上のタイトル取得の条件に合致しますが、SPリング扱いの「コングレス」だと5位までしかGRC以上のタイトル獲得条件を満たしません。
アジアディレクターであるクラブオーナーが、大量出陳してくれたBGブリーダーに便宜を図った有力な”状況証拠”といえるでしょう。
しかも、日曜日の「コングレス」については当初、別のジャッジが担当するはずでしたが、クラブオーナー自らが担当することに変更されたのです。
先月亡くなられた俳優の阿藤快さんの口癖は「なんだかな~」でしたが、”動物虐待”まがいの行為やルール違反以外にも、「なんだかな~」では済まされない”疑惑”がこのショーにはあったのです。
これは明らかに真面目にショーに取り組もうとするブリーダー、純粋にショーを楽しもうという出陳者に対する重大な”裏切り”でもあるとも言えるでしょう。
※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。
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