「出陳拒否」裁判、和解の方向で固まる?(2)
先日のワタミの”過労死裁判”では渡辺美樹氏が「責任は私にある」「最も重大な損害賠償責任がある」ことを認めて謝罪しました。
では、今回の「出陳拒否」裁判では誰に最も重い責任があるのでしょうか? そして、それを被告側の誰かがはっきりとした形で認めるでしょうか?
これも今回の「和解」において重要な要素であることは言うまでもありません。
クラブオーナー、クラブ代表者、エントリークラークの誰が「出陳拒否をしましょう」と言い出したのか、あるいは誰が「出陳を拒否しなさい」と命令したのか--。
これらを明らかにした上で、具体的に意思決定し、指示した人物こそ、最も重い責任を負わねばならないはずです。
被告側4人が責任をなすり付け合うようでは、真摯に反省しているとは言えず、仮に謝罪の言葉が「和解文書」の中に盛り込まれたとしても軽いものになってしまいます。
少なくとも、ワタミの”過労死裁判”では、法人としてのワタミではなく、渡辺氏自らが最も重い責任を負うことを表明しました。
私はあくまで部外者ですが、今回の「出陳拒否」裁判の「和解」では「誰に最も重い責任があったのか」も明らかにして頂きたいと思っています。