”重箱の隅”と”蟻の一穴”
「重箱の隅をつついてばかりいる」とか、「枝葉末節にこだわりすぎる」とか--。
このブログを巡っては様々な皮肉や苦言を投げかけるメンバーがいることは知っています。
とは言え、こうした諺を使う場合、その対象をしっかり見極めないとせっかくの”戒め”も全く無意味になってしまいます。
例えば「蟻の一穴」--。みなさんも聞いたことがあるかと思います。
「どんなに堅固な堤でも、蟻が開けた小さな穴が原因となって崩壊することがある」ということを表し、一般的には「どんな巨大組織でも、些細な不祥事が原因となって、組織全体を揺るがすような深刻な事態に至る場合がある」といった意味の格言として用いられます。
何を言いたいのかというと、組織を束ね、運営し、監督する立場の人にあっては「蟻の一穴」に細心の注意を払い、「重箱の隅をつつく」ようなことをし、「枝葉末節」にこだわらねば、組織を健全に運営することなど出来ないということです。
他方、一般のメンバーや普通の出陳者にあっては「蟻の一穴」など関係ありません。
「重箱の隅をつつく」ようなことを したり、「枝葉末節」にこだわるようなことを言っていては人間関係がギスギスしてしまいます。
このブログで指摘していることは、一般の出陳者にとっては「どうでもいいような」事かもしれませんが、ディレクターやセクレタリー、エントリークラークにとって「どうでもいいような」事などひとつもないのです。
ルール違反に長年、無頓着であり、指摘されても強引に”蓋”をしてきた顚末がどうなったかは4月の静岡のショーで明らかになった通りです。
※本日も2本アップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。