FIFA会長選挙を控え思う…
「1日が過ぎるごとにFIFAの評価とイメージは汚され続ける」--。
米コカ・コーラなどのFIFAスポンサー4社は、背任の容疑などでスイス当局の捜査を受けたブラッター会長に対し、即時に辞任するよう求め、特にコカ・コーラは自社サイトでこう危機感をあらわにしました。
そのFIFA(国際サッカー連盟)では会長選挙が行われることになっており、7人が立候補したそうです。
日本の理事は「世の信頼を完全に失ったいま、FIFAを守るのではなく、フットボールを守れる人材を新会長に選ばなければならない」と言ったそうですが、あるジャーナリストは「『私がすべてをきれいにしてみせる』という説得力のある言葉を持つ潔癖でカリスマのある候補が見当たらない」とも指摘していました。
来年、次期ディレクター選挙を迎えるTICAアジアはどうなのでしょう…。
「私がすべてをきれいにしてみせる」と、説得力のある言葉を持つ潔癖でカリスマのある候補が出て来るでしょうか?
FIFAが収益を上げるための興業団体でなく、世界のサッカーのための組織であるのと同様、TICAアジアも一部のキャットクラブやクラブ員のためだけにあるのでもなければ、ショーで”箔”を付けて高く売るブリーダーやペットショップ経営者のためだけにあるわけでもありません。
出陳者の信頼を完全に失い、地の底に堕ちたTICAアジアを再建するには、大袈裟ではなく、命を削る3年間になることでしょう。
文字通り、自らの命を擲(なげう)ってでも「正義」と「民主主義」の実現を求めて止まない人物にしか担えないでしょう。