「誰のため」「何のため」のリジョンショー?(5)
偶然にも、来年1月はCFAの「Japanリジョンショー」と、TICAの「アジアリジョンショー」が連続の週で開かれます。
当然のことながら、出陳者は両方の団体のショーを比べてしまうでしょう。
CFAの「Japanリジョンショー」はこれまでも数多くの外国人ジャッジが招かれており、今回も2人が予定されているようです。
一方、TICAの「アジアリジョンショー」はと言うと、現在判明している情報では海外から外国人ジャッジは一人も来ません。
それだけではなく、ドメスティッククラブから招待ジャッジを参加させる方向で話が進んでいるとの噂も出ています。
TICAの「ルール」や「スタンダ ード」を完璧に理解しているならまだしも、TICAのショーでジャッジをするのは初めての人物を招くとの情報もあります。
その団体の「ルール」や「スタンダード」を理解しているとは到底思えないジャッジを組み込むTICAと、その団体の外国人ジャッジも招くCFAと、その差は歴然としているのではないでしょうか…。
もし、TICA「アジアリジョンショー」の主催クラブが「出陳者にとって魅力あるショーとはどういうものか?」を考えずに開催するのであればもっての外ですし、出陳者がCFAに流れている現状を踏まえてドメスティッククラブからジャッジを招くことが「魅力あるショーにつながる」と考えているのなら、勘違いもいいところでしょう。
こうした「出陳者不在」のショーを続けている限り、TICAのショーで出陳者が増加に転じることはないのではないでしょうか…。