4月の静岡ショー巡る意味不明な「アンケート」(1)
アジアディレクターを務めるクラブオーナーが”動物虐待”まがいの行為があった4月のショー(静岡)に関し、参加者に「アンケート」調査用紙を配布していることが明らかになりました。
参加者のお手元にはすでに届いているかと思います。
しかし、この「アンケート」を通じて何を主張しようというつもりなのか、何度読んでも全く意味不明です。
「アンケート」というものは「何を導き出すために」「どんな質問項目で」「どのように聞くか」が極めて重要で、特別なノウハウを必要とします。
ですから、アンケート調査専門の企業も存在するわけです。
では、アジアディレクターは今回のこのアンケートを通じて何を導き出 したいのでしょうか?
ひとつ考えられるのは、”動物虐待”まがいの行為がなかったことの”証拠”集めかもしれません。
「アンケート」の中に「動物虐待と思われるようなことはありましたか?」という質問項目があることからも、それは容易に推察できます。
しかし、事実は事実です。
たとえ、参加者の過半数が「動物虐待と思われるようなことはなかった」と回答しても、”動物虐待”まがいの行為があったという事実を消すことは出来ません。
それは仮に参加者全員が「そんなことはなかった」と回答したとしても同じことです。
事実として”動物虐待”があったのなら、全員が気付かなかったとしてもあったのです。
4月の静岡のショーの件については「プロテスト」が申し立てられ、そこには動画と写真も「証拠」として提出されています。
「アンケート」は所詮、アンケートに過ぎず、決定的な物的証拠を覆す証拠能力を持ち得ないことは普通の人なら理解出来るかと思います。
もし、それに気付かずに「アンケート」を実施しようとしているなら、もはやかける言葉も見付かりません。