「ブラック」批判後の明暗を分けたもの(3)
昨日の続きです。ダイヤモンド・オンライン(DOL)の特別レポート「ワタミとユニクロ『ブラック企業』批判後の明暗を分けたものは何か?」の抄録をご紹介します。
「では、なぜワタミはユニクロのような対応をとれず、経営にダメージを与えるほど被害を拡大させてしまったのか」
「ユニクロは創業者の柳井会長が『反省』をしてさまざまな対策を打った。『生みの親が問題解決のために動いている』ということは世に伝わる。これがブランドイメージの毀損を防いだ部分も否めない」
「しかし、ワタミの場合、渡辺氏は指摘を否定するのみで、『反省』も口にしなければ対策を打つこともない。このような立ち振る舞いになってしまうのは、実は渡辺氏が『政治家』であることが大きい」
「政治家は謝ったら終わりだ。秘書がやったので知らない、不適切な会計だがすでに修正した、などなど、責任を問われても『遺憾に思う』なんて、まるで他人事のような発言に終始するのは、政治家が自らの非を認めて頭を下げるということが、すなわち政治生命の終わりに直結するからだ」
「もしユニクロのように、生みの親が改悛して非を認めることが、『ブラック企業』のイメージを払拭するとしたら、3代目社長の清水氏がどんなに頭を垂れても改悛の姿勢をみせようとも、ワタミのイメージがよくなるとは思えない」
「渡辺氏の参議院議員としての任期は19年まで。果たして、そこまでワタミはもちこたえることができるのか――」
「ワタミの滑落は、渡辺氏が金バッジをつけた時から、もはや避けられない運命だったのかもしれない」
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