「誰のため」「何のため」のリジョンショー?(15)
TICAアジアリジョンショーの「フライヤー」がルールで定めた事項の記載漏れだらけであることは、ともすれば他の猫の団体からすれば嘲笑の的になってしまいかねません。
残念なことですが、本来、範を示すべきリジョンディレクターと”ナンバー2”のセクレタリーがこのような状態なのですから、もはや組織の体を為していないとも言えます。
今日は、ルール通りに真面目にショーを開こうとしているクラブやクラブ員のみなさんに、ショーフライヤーの記載事項について、ひとつだけお伝え出来ればと思います。
それは出陳者に対する注意書きの部分です。
今回のTICAのルール改正の投票とも微妙に絡んでくるので敢えて取り上げることにした次第ですが、みなさんはいくつかのクラブの「フライヤー」に、「会場には4カ月未満の猫は持ち込み出来ません」といった趣旨の事が書かれていることにお気付きでしょうか…。
しかし、これは事実なのでしょうか? どこにそういう規定があるのでしょうか?
TICAのShow Ruleを確認してみましょう。
23.8にはこう書いてあります。
「The show committee may permit cats or kittens 3 months of age or older to be entered for exhibition or sale」
そして、続く23.8.1と23.8.2にはこうも書いてあります。
「23.8.1 No kitten under the age of 3 calender months is permitted in the show hall under any circumstance」
「23.8.2 The show committee, at its discretion, may require a TICA litter registration as proof of age for kittens under the age of 4 months of age entered as Exhibition or For Sale」
つまり、「会場には4カ月未満の猫は持ち込み出来ません」ということはどこにも書かれていないのです。
いつからどうしてこのような記載がなされたのかは不明ですが、こうした小さな事柄でもひとつひとつ改善の努力を積み重ねていくことが、TICAアジア全体の再生と健全化につながるのではないでしょうか。