「誰のため」「何のため」のリジョンショー?(14)
これだけ不祥事が続き、しかもアジアディレクターがオーナーのクラブにおいて「罰金」と「ショー禁止」処分が科せられたにもかかわらず、襟を正そうとする気配が一向に見えないのは残念です。
アジアディレクターは自身がオーナーのクラブサイトで、アジアリジョンショーの「フライヤー」を掲載し、15日のショーでもクラブ員にフライヤーを配らせていましたが、TICAのショールールで定めた事項の記載漏れが目立つ杜撰な「フライヤー」でした。
TICAのルールを真面目に勉強している方も多いと思いますが、ショーフライヤーに掲載しなければならない項目は「Show Rule 209..1.6.1」で厳格に定められています。
なぜ、「厳格に定められている」と書いたかというと、その文章は以下のような記述で始まっているからです。
「209.1.1.6.1 Show Flyers MUST include the following information:」--。
通常は「shall」を使うところが、一番強い意味合いを持つ「must」を使い、さらに大文字の「MUST」とした上に、下線も引いてあることに留意しなければなりません。
今回のリジョンショーのショーマネージャーはアジアリジョンディレクター、ショーセクレタリーはアジアリジョンオフィスのセクレタリーとなっていますから、TICAアジアのトップと”ナンバー2”の2人ともTICAのルールの基本を理解していなかったことになります。
エントリークラークは不当な「出陳拒否」問題で東京地裁に訴えられている被告側4人のうちのひとりです。
4月の静岡のショーであれだけの問題を起こし、処罰を科せられたにもかかわらず、反省が見られないのは極めて残念ことですが、今なお謝罪もしていないということは反省などしていない”証拠”なのかもしれません…。