「TOP15」ファイナルの行方
キャットカウントが75頭以上の場合に上位15頭をファイナル表彰するという議案の審議は次のボード(2016年1月22~24日)に持ち越されました。
アジアディレクターは「日本には関係ない」と思って無関心なのかもしれませんが、審議が延びたことは、ある意味、アジアリジョンにとってチャンスではないでしょうか?
なぜなら、「キャットカウントが50頭以上の場合にそうすべきだ」という修正動議の提出も可能ですし、もっとハードルを下げて「40頭以上の場合にそうすべきだ」という主張をアジアリジョンとして展開することも可能だからです。
今回の「TOP15」の動議を「TICAのショーにおけるファイナル改革の一環」と幅広く位置付けるなら、「ファイナル表彰が『TOP5』となっているカウントについても同時に見直すべきだ」という主張も可能でしょう。
現在はカウントが20頭までは「トップ5」の表彰であり、カウントが1頭増えるごとにファイナル表彰が1つずつ増えていく仕組みですが、これをカウント15頭までを「トップ5」とし、16頭で「TOP6」、17頭で「TOP7」、18頭で「TOP8」というように変更する案が検討されてもいいはずです。
TICAのルール改正を、「日本には関係ない」と他人事のように放置するのではなく、「日本にも関係する」ように引き付ける努力をするのがリジョンディレクターの役割でしょう。
仮に否決されたとしても、リジョンのためになるのなら、ねばり強く交渉を重ね、実現の道を探るのがリジョンのトップとしての責務なのです。