”罪”の意識はまるでなく…
動物虐待まがいの行為があったショーを開催したとして、TICA本部から1000ドルの罰金と1月のショー禁止処分を受けたクラブのショーが昨日、ありました(今日もあります)。
TICAアジアだけでなく、TICAそのものの信用と評判を傷付けただけに、アジアディレクターであるクラブオーナーが朝の挨拶でどんな謝罪の言葉を述べるのかと注目していましたが、何もありませんでした。
動物虐待まがいの行為をした張本人の出陳者は悪びれた様子もなく、ショーを楽しんでいましたし、運営責任を問われたはずのショーコミッティーメンバーも全員が何事もなかったかのように振る舞っていました。
恐らく、誰ひとりとして”罪”の意識もなければ、迷惑をかけたとの認識もなく、TICAの信用と評判を傷付けたとも思っていないのでしょう。
4月の静岡のショーで、猫を押し込めた状態で出陳者の持って来た小さなキャリーの上にナンバーを立てて審査ケージの代わりに使ったジャッジ、小さなキャリーを審査ケージに入れてファイナルをしたジャッジ、そしてそうした行為を平然と見過ごしたクラークや協力出陳者も参加していましたが、やはり謝罪の言葉はなく、笑顔を見せていました。
関係者全員が、まるでTICA本部からの処罰など痛くも痒くもないといった態度だったことは、改めてTICAアジアの異常さを浮き彫りにしていました。
こんな非常識極まりない異様な世界なら、「キャットショーに行って見ようか」と思った一般の出陳者が「やっぱりやめておこう…」と思い止まってしまうのも当然かもしれません。