TICAのプライド、本当に「守りたい」?
「日本のメンバーがこの問題を正確にとらえ、解決に取り組んでいることをTICAに示し、メンバーのプライドを守りたい」--。
2年前の7月22日、前アジアディレクターが全クラブ代表及びジャッジに配布した意識調査の結果にはこんな「意見」もありました。
しかし、4月の静岡での”動物虐待”まがいのショーを巡り、「この問題を正確にとらえる」必要性を感じているメンバーはごく一部のようですし、「正確にとらえよう」というメンバーもほんのひと握りのようです。
何より、「解決に取り組む」動きは表向き皆無ですし、「TICAに示す」という雰囲気など微塵も感じられません。
今回の件に関して言えば、「メンバーのプライドを守る」とは不祥事やスキャンダルを隠蔽し、私たちのように「膿を出し切り、再生しよう」と考えるメンバーの口を塞ぐこととしか映りません。
もちろん、冒頭の「意見」が誰の言葉だったかを知れば、誰もが「そういうことですか…」と納得するでしょう。
冒頭の発言は”動物虐待”まがいのショーで中心となって協力した人物で、リジョンオフィスの”ナンバー2”のセクレタリーのものだからです。
2年前にはあんな”大見え”を切った人物が、ショーコミッティーの中心メンバーとして、”動物虐待”まがいのショーに全面的に協力していたのです。
ちなみに、4月の静岡のショーはリジョン事務局メンバー全員が事実上、組織的に関与していました。
もし今、心から「日本のメンバーがこの問題を正確にとらえ、解決に取り組んでいることをTICAに示し、メンバーのプライドを守りたい」と願うメンバーがいるなら、キング牧師の言葉を思い起こさねばなりません。
「おそらく人生で最も罪深いことは、正しいことだと知りつつそうしないことだ」--。
「正しいことをするとき、頃合いを見る必要はないのです」--。
※本日も2本立てを予定しています。2本目は18:00にアップする予定です。