今なお果たされない”公約”
おそらく、誰一人覚えていないでしょう。
現アジアディレクターが選挙の際に掲げた”公約”のトップ項目--。
それは「勉強会の実施」でした。
当時の「所信表明(1)」にはこう書いてあります。
「成し遂げたいこと ① Show Rule やバイロー ( By Law ) の勉強会の実施」--。
そして、続く「所信表明(2)」ではこうも強調していました。
「私の所信表明(1)のなかにBy-Laws, Show Rulesの読み会のことを書きました。(中略)JUDGEやCLUBのオーナーでない人が知るべき知識です。DIRECTORになったら最初にしたい勉強会です」--。
「確かにその通り!」と考えて投票したメンバーも多かったかもしれません。
しかし、今なおその”公約”は果たされていません。
果たさないばかりか、自らがオーナーのクラブが「Show Rules」違反と「By-Laws」違反に問われ、「罰金」と「ショー禁止」の処罰を受けたのです。
”公約”通り「勉強会」を実施していれば、4月の静岡のショーのような動物虐待まがいのスキャンダルは避けられたのではないか…と思うメンバーがいるかもしれませんが、それは違います。
なぜなら、こうしたルールはまず、「JUDGEやCLUBのオーナー」が熟知すべきだからです。
ルールの知識に疎い「JUDGEやCLUBのオーナー」がショーを開くとどういう悲劇的な結末を迎えるかを、4月の静岡のショーは示したといえます。