処分は「重い」か「軽い」か?
昨日に続き、今日も2本をアップしたいと思います。(※2本目は18:00UP予定です)
4月の静岡のショーでの”動物虐待”まがいの行為を巡るTICA本部の処分が「重い」か「軽い」か--。
公表された議事録からは、TICAボードの中でも意見が分かれていた一端を窺うことが出来ます。
それは「決議31」の後に記載されている「Board Comment」です。
「決議31」は満場一致で決議されたわけではありません。3人のボードメンバーが反対しました。
反対と言っても、”ショー禁止”自体に反対したわけではありません。
それがBoard Commentを読むことで分かるというわけです。そこにはこう書いてあります。
「Those that voted no believed the club should have been prohibited for at least 3 months」--。
決議では2016年4月1日~5月1日までの1カ月の”ショー禁止”処分を科しましたが、「少なくとも3カ月は”ショー禁止”処分にすべきだ」という意見があったことを、ボードはBoard Commentとして敢えて明らかにしたのです。
”ショー禁止”期間を「1年にすべきか」「半年にすべきか」「3カ月にすべきか」、あるいは「1カ月にすべきか」--。
これはボードの裁量に任されており、異議を差し挟めるものではありません。
ただ、これだけは言えるのではないでしょうか?
アジアディレクターがオーナーのクラブにおいて「care of cats」に問題があるショー、そしてTICAの繁栄と利益に反するショーが開かれたということ--。
そして、厳しく責任を糾弾されたショーコミッティーメンバーにアジアディレクター自身とリジョンオフィスセクレタリーが含まれていたこと--。
TICAアジアの歴史において「1000ドルの罰金」と「”ショー禁止”」が科せられたのはおそらく初めてであっただろうことは極めて重く受け止めなければならないでしょう。