「ブラック」批判後の明暗を分けたもの(1)
何を「他山の石」とするか――。
ダイヤモンド・オンライン(DOL)の特別レポート「ワタミとユニクロ『ブラック企業』批判後の明暗を分けたものは何か?」は猫界にとっても興味深いので、抄録を掲載したいと思います。
「2期連続の巨額最終赤字を計上したワタミ。破綻を匂わす報道も出るようになった」
「ここまでの『迷走』を招いた原因はなにかというと、さまざまな見方があるが、『ブラック企業としての烙印が重くのしかかっていることが一因』という声も多い」
「ただ、ここでひとつの疑問が浮かぶだろう。なぜワタミだけなのか、ということだ」
「たとえば、同じく『ブラック企業』と呼ばれるファーストリテイリングは過去最高益を叩き出している。『すき家』のゼンショーも深夜営業の再開を進めるなどして、売上高は増えている」
「これらの企業とワタミの命運を分けたものは一体なんなのか」
「そのような指摘をされた企業は通常、ダーティイメージを打ち消すための施策を打たなくてはいけない。では、ワタミがそのような努力を行ってきたのか、というと首を傾げざるを得ない」
「ほとんどなにもしていない、もしくは逆効果のようなことばかりをしているからだ」--。
※明日はファーストリテイリングとの比較の部分を紹介します。