被告側の「主張」とは一体何だったのか?
原告側が昨年7月に東京地裁に訴状を提出し、昨年9月に第1回期日が開かれた不当な「出陳拒否」を巡る裁判--。
被告側4人は1年にわたり、答弁書や準備書面を通じて、原告側がTICAのショールール23.6.5に該当するような言動を取っており、「出陳拒否」は正当だと主張し続けてきたわけです。
答弁書に関してはクラブオーナー、クラブ代表、エントリークラークの2人がそれぞれ理由や根拠らしき事情を挙げて、「『出陳拒否』は正当だった」という主張をしてきたそうですし、準備書面でも被告側代理人を通じて同様の主張を続けて来たと聞いています。
それが、ここに来て一転して「謝罪する」と心変わりしたわけです。
そうであるなら 、これまでの答弁書や準備書面での主張を「間違っていました」と、全て撤回して貰わなくては話が前に進まないのではないでしょうか…。
これは「誰が何を謝罪するのか」という問題とも密接に絡んでいます。
被告側4人が答弁書や準備書面を通じてしてきた主張の数々が噓偽りの間違いであり、原告側の信用と評価を著しく傷付けこともまた、謝罪しなければならないはずです。
もし、「謝罪する」と言いながら、「これまでの主張を曲げるつもりはない」とでも言い出すようなら、裁判はまだまだ続くことになるでしょう。