今度は”公私混同”疑惑発覚(3)
こうした”公私混同”疑惑に接していつも思うのは、「注意したり、止めたりするクラブ員やメンバーが誰もいなかったのだろうか…」ということです。
「クラブのショーフライヤーを一緒に入れて送ろうと思う」とディレクターが言い出した時に、クラブ員あるいはリジョンオフィスのスタッフが「それは”公私混同”になりますから別々に送るべきです」と言わなかったのでしょうか?
もちろん周囲の誰にも知らせず、アジアディレクターがひとりで郵送してしまった可能性もあります。
しかし、もしそうなら、こうした郵送物すらディレクターが自ら郵送作業をしなければならない体制は”お粗末”としか言いようがありません。
今後の再発防止も含めて強調しておきたいのは、組織のトップは不正やルール違反そのものだけでなく、たとえ”疑惑”であっても招いてはならないということです。
今回、どういう事情でリジョンの郵送物にクラブの「ショーフライヤー」が一緒に入っていたか詳しい経緯は分かっていません。
リジョン経費節約のため、クラブ経費を使ってリジョンの郵送物も一緒に配ったのなら、それはそれで評価出来るのかもしれませんが、今回は違います。
組織のトップであるなら「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」の戒めを決して忘れてはならないと、私は思うのです。