議論のテーマに挙がった「23.6.5」(6)
問題はまだ終わりではありません。
⑥組織ぐるみの「出陳拒否」をどう防ぐかという問題もあります。
今回の日本における不当な「出陳拒否」はクラブぐるみ、ショーコミッティーぐるみでした。
クラブオーナーからクラブ代表、エントリークラークに至るまで全て関与し、ある特定のメンバーの排除で”結託”していたわけです。
このメンバーの猫をファイナルに入れ、いい成績を付けると、クラブ員が一斉にそのジャッジのリングをアブセントするわけですから、問題の根は深いと言わざるを得ません。
しかし、こうした組織ぐるみの出陳拒否を防ぐ仕組みを整えない限り、小手先で「23.6.5」をいじっても意味はないと言わざるを得ません。
少なくとも、日本においては「好き嫌い」「意に沿う沿わない」で差別し、「出陳拒否」する事態が現実に起きているわけです。
そこのところを何とかしなければ、抜け穴だらけのルールということになってしまうでしょう。
「23.6.5」を悪用して、強い猫を持つオーナーを意図的に排除したり、Awardポイントやランキングの不正操作したりするのを防ぐためにも、絶対に何らかの対策を取らねばならないのです。