関東・東北豪雨の深い”爪痕”に思う(2)
関東・東北豪雨の被害の大きさと被災地の厳しい状況に思いを巡らせるとき、改めて感じることが多くあります。
例えば、Yahooのポータルサイトではトップページ上段に「大雨被害でお困りの方へ、支援に関する情報」のお知らせがありますが、その中にペットの救助・救出や「同行避難」に関する詳しい情報は含まれていません。
個人の取り組みとして、何をどうすればいいかは様々な情報を探した上で慎重に対応しなければなりません。
こういう時に、TICAアジアの公式サイトにせめてペットの救助・救出・救護情報のリンク一覧があってもいいのでないでしょうか?
「茨城県動物指導センター」では「被災ペットへの支援物資について」とい う案内を掲載しています。
http://www.pref.ibaraki.jp/soshiki/hokenfukushi/doshise/documents/150911shienbusshi.pdf
「どうぶつ救援本部」でも支援活動を始めています。https://doubutsukyuen.org/main/archives/5503
ペットの救護に関する”知的武装”として環境省の「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」は頭に入れておくべきでしょう。https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506/full.pdf
上記はほんの一部に過ぎませんが、こういう時こそリジョンスタッフが力を合わせて情報収集し、リジョンサイトで知らせるべきではないでしょうか?
私が考えるまともなTICAアジアリジョンとは”TPO”を考えてメンバーに必要な情報をタイムリーに提供することであり、被災ペットの事を差し置いて「TICA本部表彰式等参加のご報告」を掲載することではありません。
被災地で一時避難したり、救護されたりしたペットは環境の激変により、食事を受け付けないケースも多いと言います。
支援物資としてフードを送るにしても、嗜好性が高く 高栄養の食べやすいフードを送らねばならないことが分かりますし、ペットの”心のケア”も重要であることが窺えます。
TICAアジアとして出来ることがたくさんあるのに、しなければならないことがたくさんあるのに、なぜ、ショーに関する報告しか掲載できないのか--。
「これがTICAアジアです」と胸を張れるのかどうか、全メンバーひとりひとりが真剣に考えなければならないのではないでしょうか…。