今度は”公私混同”疑惑発覚(1)
東芝の不正会計に続き、独VWの違法な規制逃れが明らかになるなど世の中は不正疑惑や不祥事続き--。
だからという訳ではないでしょうが、私たちはもしかするとルール違反やスキャンダルに”慣れっこ”になってしまいつつあるのかもしれません。
翻ってTICAアジアリジョンでは新たな”公私混同”疑惑が発覚しました。
アジアリジョンとして配る郵送物に、ディレクターがオーナーを務める自分のクラブの「ショーフライヤー」を一緒に入れていたのです。
もちろん、リジョンディレクターが自費でまかなったのであれば問題ありません。
しかし、リジョン経費で郵送しておきながら、自分のクラブの「ショーフライヤー」も一緒に郵送していたのなら、明らかに「公私混同」です。
自分のクラブの「ショーフライヤー」を郵送するのであれば、リジョン経費ではなく、クラブ経費でまかなうのが「世間の常識」というものです。
単に”公私”の区別が出来ないのか、あるいはもともとリジョン会計もクラブ会計も”どんぶり勘定”だから自然にそうなってしまったのか…。
TICAアジアメンバーの中には「どうでもいいこと…」とか「些細なこと…」といった声もあるようですが、私はそうは思いません。
クラブ運営にしろ、ショーにしろ、審査にしろ、ここのところアジアリジョンで続くルール違反や不祥事の”根”は全てこうした”公私混同”にあると思えるからです。
組織のトップ、そしてリジョンオフィスが”公私混同”と決別することが、健全なTICAアジアの実現に向けたスタート地点だと私は思っています。