”TOP 15 Finals”をどう考えるか?(1)
9月上旬にオーストリアで開催されるTICAのアニュアルボードミーティングでは、ファイナルでの上位15頭表彰(”TOP 15”)について議論される予定になっています。
導入に当たっては順位に応じたボーナスポイントの変更も含め、ルールコミッティーから5つの案が示されました。
①案:従来通り、「TOP10」を維持する。
このブログでも一度触れたことがありますが、”TOP 15”を表彰するのはカウントが75頭を超えた場合です。
あるディレクターの推計によると、”TOP 15”が適用されるショーの数は年間の5%以下であり、必要ないと主張しています。
②案:”TOP 15”導入に当たって、順位に応じたボーナスポイントを、従来の”TOP 10”ファイナルの場合も含めて一律、50ポイントずつ引き上げるというものです。
ABリングの場合、ベストだと250点、2ndベストだと240点とし、10thベストで160点、11thベストで150点となり、15thベストで110点となります。
これに対 しては、TICAのタイトルの価値を下げてしまうのではないかという懸念の声もあります。
③案:上記②案の関連で、TICAのタイトルポイントも引き上げるというものです。
今回は3つの案を見てみましたが、導入の仕方によってはタイトルポイントにも影響を与えることがわかります。