どのクラブのショーでもTICAのショー
「あなたはどっちの側?」--。
残念ですが、TICAアジアでは未だにこうした悩みを抱える出陳者が多いようです。
いや、出陳者だけではないでしょう。「アクトのショーだけは受けない」というジャッジも今なお多いわけですから、そうした傾向が出陳者にも暗い影を落としている側面は否めません。
しかし一方で、アクトの審査を引き受けるジャッジが増えていることもまた事実です。
もちろん、誤解のないように強調しておきますが、アクトの審査を引き受けることにしたからといって必ずしも”アクト派”になったわけでも、アクトの応援に回ったわけでもありません。
どのクラブのショーであってもTICAのショーであることに変わらず、TICAのジャッジとして公平、公正に猫を審査するという原点に立ち返り、TICA のジャッジとしての中立的な立場を貫いているだけに過ぎません。
ですから出陳者も、「どのクラブのショー」ではなく、「あくまでTICAのショー」であるという認識を持つことが大切なのではないでしょうか…。
それがTICAアジアの健全化に向けた大きな推進力になると思っています。