裁判、大きく動く可能性も(1)
「出陳拒否」を巡る裁判は、ここに来て大きく動く可能性が出て来たようです。
被告側は、今回の「出陳拒否」の問題はTICA内部の問題であり、裁判所の司法権が及ばない(平たく言えば「裁判所の出る幕ではない」)と主張し、訴えを棄却するよう求めていましたが、この主張は退けられる見通しが濃厚になったとのことです。
これにより、今回の裁判は「出陳拒否」が違法であったかどうかを日本の裁判所が判断し、違法と判断した場合には裁判所が損害額を認定することになります。
6回の期日を経て、ようやく原告側の訴えの”スタートライン”に戻って来たことになりますが、次回以降、裁判が一挙に進む可能性も出てきたと言えそうです。