いかに”土壌”を豊かにしていくか
作家・評論家の堺屋太一さんが大阪府と大阪市で特別顧問をしているとは知りませんでした。
その彼が「大阪都構想」否決を受け、橋下徹市長について興味深いことを述懐していました。
最初に会った頃、橋下さんは堺屋さんにこんな持論を話していたそうです。
「取れたリンゴの実を分けるのではない。リンゴの木を植えてるだけでもない。リンゴの木を植える畑の土を入れ替えて収穫を増やしたい」--。
堺屋さんによれば、「これは『いかにして大阪という土壌を豊かにするか』ということであり、松下政経塾を設立した松下幸之助さんと同じような長期ビジョンの発想」なのだそうです。
私はTICAアジアに対する取り組みでも、同様のことが言えるような気 がします。
いかにTICAアジアという”土壌”を豊かにしていくか--。
「目先どうして行くか」とともに、「長期ビジョン」を持って取り組んでいくことの大切さを感じました。