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2015年5月27日 (水)

”先入観”というのは本当に怖ろしい

「イルカの追い込み漁は残酷だ」--。

世界動物園水族館協会(WAZA)が「倫理規範(Code of Ethics)」違反による除名処分をちらつかせ、日本動物園水族館協会(JAZA)に対し、「漁で捕獲されたイルカの入手を禁じるよう」に求めたニュースはみなさんもご存知かと思います。

JAZAはWAZAの警告に従い、加盟水族館に「漁で捕獲されたイルカの入手を禁じる」ことを決めました(※とは言え、JAZA内部でも「漁がなぜ残酷なのか」という疑問や不満がくすぶり、JAZAからの離脱を検討する水族館も出てきているとのこと)。

しかし、一連の過程でこんな事実があったことをご存知でしょうか?

追い込み漁を「残酷」だとしてWAZAが初めて日本に対する非難決議を採択したのは2004年秋でした。

それ以降、JAZAはWAZAに対して、「具体的にどこが残酷なのか?」と根拠を明らかにするよう求め続けてきましたが、現在まで明確な回答はないといいます。

そもそも、なぜWAZAはイルカの追い込み漁を「残酷」と断じたのでしょうか?

報道によると、WAZAの討議資料ではイルカが銛(もり)で突き刺され、入り江が血で染まった様子が再三紹介されてきたそうです。

2009年には、この場面を強調し、イルカ漁を意図的かつ否定的に描いた米映画「ザ・コーヴ」も公開されました。

しかし、実際には数年前から大量出血を伴わない漁具が導入され、今ではこうした漁がされることはないのです。

悪意ある人々による否定的な情報が意図的に垂れ流けた結果、こうなったとしか思えません。

こうした行為がイルカの世界だけではないことはみなさんも良くご存知の通りです。

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