”安楽死”を選びますか?
「大阪都構想」否決から間もなく1週間が経とうとしていますが、いまだに論評や分析が後を絶たないのは、それだけ重要な住民投票だったことの裏返しでしょう。
その中で私が気になったのは2人の評論家の指摘です。
1人は田原総一朗氏。彼はあるインタビューでこう話しました。
「橋下さんは大阪を良くするために大阪都構想を提案したが、反対派がそれに代わる対案をもっているかと言えば何もない。ただ『反対』と言っただけだ」――。
もう1人は池田信夫氏。彼もブログで次のように書きました。
「反対派は何も対案を出さず、ただ既得権を守れと主張するだけだった」--。
その上で、池田氏はこうも続けました。
「大阪の高齢者は死ぬまで既得権を守り、財政赤字を増やし続ける『安楽死』を選んだのだ」――。
TICAアジアも同じではないでしょうか?
私やアクトを批判するのも、その主張に反対するのも自由です。しかし、そうであるなら、TICAアジアをどうしていくべきなのかという「対案」を出して頂きたいのです。
単にこれまでの「既得権」を守れと主張するだけなら、TICAアジアは“安楽死”を選ぶことになりかねないのです。