最後の最後で起きた大問題(6)
前シーズン最後のショーで起きた出来事は、「Cat Fancierとは何か?」という根源的なテーマを私たちに突き付けました。
「Fancier」は「愛好家」、「Cat Fancier」と言えば「愛猫家」や「猫愛好家」を指します。
しかし、先週末のショーは残念ながら、「愛猫家」や「猫愛好家」のショーではありませんでした。
ひとつ間違えば、”動物虐待”と後ろ指を指され、動物愛護法違反にも問われかねない恥さらしなキャットショーでした。
「日本の恥」と世界中から一斉に非難されかねない恐ろしいショーでした。
おそらく他の猫の団体では絶対にあり得ないことが起きていました。
とは言え、TICAの名誉と尊厳のために付け加えねばなりません。日本のこのクラブ以外では絶対にあり得ません。
前シーズン最後のショーの会場にいたTICAアジアメンバー、そしてもしそうしたメンバーが自らを「猫愛好家」と称してきたなら、あのショー会場で「何が起きていたのか?」、そして「自分はどうして見て見ぬふりを出来たのか?」を、自らに問わねばならないでしょう。