裁判の行方占う重要ポイント(7)
「過去の言動に問題のある出陳者がショーに参加したことによって、ショーの最中やその前後に重大なトラブルが発生することを未然に防ぐ」--。
”第三のクラブ”の代理人弁護士(アジアディレクターを務めるクラブオーナーら4人の被告側代理人でもある)は、昨年5月26日付の「内容証明郵便」でこうも主張していました。
しかし、この代理人は「過去の言動に問題がある」というだけで、具体的に一体どんな問題があったのか? そしてそれがどれだけ危険で重大であったかについては何一つ説明しませんでした。
そして、「ショーの最中やその前後に」「発生する」という「重大なトラブル」についても、具体的にどのような事態を想定し、それがなぜ「重大」と言えるのかについても一切、明らかにしませんでした。
「出陳拒否」という点では”第三のクラブ”も、アジアディレクターがオーナーである4人の被告側クラブも基本的に同じです。
今後、この代理人弁護士が冒頭の主張を今回の裁判で繰り返してくるのかどうかも、今後の行方を占う重要なポイントになると私は考えています。