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2015年4月25日 (土)

新・驚き呆れ果てた被告側「主張」(4)

昨日のテーマの続きですが、今回の裁判でアジアディレクターを務めるクラブオーナーら被告側はTICAの問題に関し、日本の裁判所の「司法審査権」は及ばない、だから原告側の訴えは棄却されるべきだと主張しているそうです。

簡単に言えば、TICAの問題はTICA内部で完結しているのだから、日本の裁判所が首を突っ込んで来る問題でない、口を出さないで欲しいということになるかと思います。

唖然とする主張ですが、相手側には代理人弁護士が付いているだけに、裁判での主張としてはあり得るのでしょう。

しかし、どう考えてもそんな主張が認められるとは思えませんし、もし、認められたら大変なことになることぐらい素人の私でも分かります。

そもそも、TICA本部自身が今回の裁判の行方を注視し、現在、原告側に対して申し立てられている「プロテスト」の審議を”棚上げ”することを決議したほか、既に決議された「プロテスト」についても裁判の結果を受けて再検討する考えがある旨を明らかにしているからです。

被告側は「出陳拒否」の姿勢を改め、出陳受付に方針転換していますから、もしかすると被告側として主張できるのはこうした点しか残されていないのかもしれません。

早く”白黒”はっきりと決着を付けて欲しいという願いをよそに、単なる時間の引き延ばし戦略であって欲しくはないと願うばかりです。

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