裁判で飛び出した呆れた主張(2)
TICAのルール1つ理解するのに、どうしてこんなに時間がかかるのでしょうか…。
これまで何度も呆れ果ててきた私ですが、またまた呆れ果てる出来事が飛び出したようです。
この裁判の前段となる「仮処分命令の申請」から間もなく1年が経とうとする今になって、ようやくアジアディレクターを務めるクラブオーナーら被告側がひとつのことを認めたというのです。
「ショールール23.6の要件を判断する主体がショーコミッティーであることは認め…」
TICAのショールールを読めば即座に分かることなのに…。
どうしてルールに書いてあるこんな簡単なことを理解するのに(あるいは認めるのに)、1年もかかるのでしょうか?
クラブオーナーら被告側はこれまで「ショールール23.6の要件を判断する主体」(※出陳拒否をできるのは誰かと言うこと)について、「主催クラブ」だと言い張ってきましたが、ここにきてようやく「ショーコミ ッティー」だと認めたのです。
確かに1歩前進といえますが、1年かかってTICAの「Show Rules」に書いてあるたった1つのことしか認めなられないのなら、この裁判は何年ではなく、何十年も続けなければならないことになります。
しかも、被告側のひとりはTICAのボードメンバーでもあるアジアディレクターです。
そのボードメンバーがTICAの「Show Rules」を理解せず、間違いを指摘されても認識を改めるまで1年もかかるなど、TICAの”恥”を世界に晒したと言っても過言ではないでしょう。
改めて指摘しておきますが、出陳拒否できるのは「ショーコミッティー」であって、「主催クラブ」ではありません。
しかも、ショーコミッティーの中核メンバーは「ショールールとショー運営をよく理解していなければならない」と定めています。
今回の裁判では、このクラブにおいて「ショーコミッティー」の資格を持つに値するクラブ員がいたのかどうかも、重要な争点となることは間違いありません。