最後の最後で起きた大問題(2)
4月25日(土)のショーで、午後の部のジャッジが午前の部の審査中のショー会場に入り、あろうことか、今まさにファイナルが始まろうというリング内に足を踏み入れた”事件”。
おそらく、このジャッジはこう釈明するでしょう。
「まだ午前の部の審査中だったとは知らなかった」--。
本当にそうでしょうか?
実際の目撃証言によって、このジャッジの足取りをもう一度、確認しておきましょう。
まず、このジャッジは午後に自分が担当するリングに行きました。このリングは既に午前の部の審査は終了していましたから、リングにはクラークがいただけでした。
しばらくその自分のリングにいた後、午前の部のファイナルが始まる直前の隣のリングに行きました。
もしかすると、ここで「午前の部の審査は終わっていない」と気付いた、と言い訳するかもしれません。
仮にそうであれば、このジャッジはすぐに会場の外に出ていたでしょう。
しかし、このジャッジはなお、会場内にとどまり、会場内にある猫グッズのお店に行き、出陳者と談笑していたのです。
このお店で、このジャッジがどの出陳者と話していたかは、証拠写真があるそうですから、言い逃れのしようがありません。
このジャッジはTICAのオールブリードジャッジであり、別の若手ジャッジのスポンサーにもなっている人物です。
こうしたジャッジが、このショーがオルタネイティブショーであることを知らなかったということはあり得ませんし、オルタネイティブショーにおけるルールとは何かを知らなかったということもあり得ません。
もし、TICAのルールを理解していないでこうした行為をしたというのなら、オールブリードジャッジである資格も、スポンサーになる資格もないのですから…。