新・驚き呆れ果てた被告側「主張」(2)
不当な「出陳拒否」を巡る裁判において、アジアディレクターを務めるクラブオーナーら被告側は出陳拒否の理由らしき事情について、手を替え品を替え主張しているようです。
しかし、私が聞く限り、どれもこれも確かな根拠たり得ず、証拠能力に乏しいものばかりに映ります。
もちろん、裁判ですから最終的には裁判官が判断することです。
とは言え、素人の私から見ても論理破綻が明白であり、到底、裁判官を納得させるものではないように思えます。
なぜなら、「出陳拒否」の理由は、実はたったひとつであり、しかも、それをクラブオーナーの実姉であるクラブ代表が明かしてしまっているからです。
被告側のひとりのクラブ代表は2014年6月6日、原告に宛てた文書で「貴CLUBのブログが今までと同じ様な書き込みを続ける限り猫の出陳は拒否致します」「書き込み停止するという、お約束をして頂けるのであればそれを条件に出陳は受け付けます」と書きました。
さらに1週間後の6月13日には原告代理人宛にFAXし、「猫をCATSHOWに出陳を希望するのであれば…」とした上で、「ACTの攻撃的な書き込みをやめてください」と書いてきたからです。
「エントリーフォームが送られてきたのが締切後だったから」というのも、「ショールール23.6.を適用した」というのも、体裁を繕うための表面的な”建前”に過ぎなかったことが見て取れます。
被告側がアクトのブログを”敵視”し、「攻撃的」と称するのは、単に被告側に”不都合な真実”を暴かれ、指摘されたからに過ぎません。
「出陳拒否」を盾に、ブログの書き込み中止を求めることは「言論の自由」「表現の自由」の弾圧以外の何ものでもないのです。
被告側がブログで書かれたことに対する報復として、原告らの出陳を拒否したのであれば、週刊紙に風刺画を描かれ、侮辱されたとしてフランスの新聞社を襲撃したイスラム過激派と、その本質において何ら変わらないのではないでしょうか?
ましてや、出陳拒否された原告側のひとりは、アクトのクラブ員でもTICAの会員でもなく、アクトのブログとは全く関係ないのですから…。