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2015年3月18日 (水)

いつまでも「改善」も「進歩」もない(10)

ルールを勉強されている方々のために、3月7-8日のショーについて、TICAのルールに沿った対処方法をお伝えできればと思います。

その前提として、外国人ジャッジのひとりのライセンスがスペシャリティジャッジの資格であったことがショー当日の朝に判明したとします。

主催クラブ及びショーコミッティーとしての正しい対応は以下のようになります。

まず、クラブ及びショーコミッティーは、事後に何らかの注意や処分を受けることを覚悟した上で、資格を勘違いした外国人ジャッジのリングをオールブリードリングからスペシャリティリングに変更します。

この際、クラブ及びショーコミッティーは「なぜ、このような事態を招いたのか?」「誰にその責任の所在があったのか」をTICA本部に正直に報告する責務があります。

次に、このショーのリングタイプが、当初の「AB=12リング、SP=3リング、CG=1リング」から「AB=10リング、SP=5リング、CG=1リング」に変更になる旨を出陳者に報告します。

リングタイプ変更による出陳取消者がいるかを確認し、いる場合は返金に応じねばなりません。

さらに、日曜日だけの出陳者にもすぐに連絡を取り、出陳を取りやめるかどうか確認し、取り消す場合は返金に応じます。

アジアディレクターであるクラブオーナーが、リングタイプを当初と同じように数合わせした行為は、単にルール違反であるだけでなく、出陳者が減ったり、返金に応じたりしなければならないという”責任”を回避した自分勝手な意図によるものでしかありません。

クラブオーナーがTICAのジャッジでなければ許されたかもしれませんが、こうした自分たちの“過失”や“罪”を取り繕ってルール違反に走る行為はTICAのジャッジとしては決して許されざる言動と言えるでしょう。

明らかに、Judging Program 418.1.2 "Conduct unbecoming a TICA judge(TICAのジャッジとして相応しくない言動)"に該当し、「倫理規律」違反としても罰せられなければなりません。

まぁ、そもそも外国からお招きするジャッジの資格を事前に確認しないことなど普通はあり得ませんが…。

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