いつまでも「改善」も「進歩」もない(5)
先週末のショーでは、ショーフォーマット以外にも、普通では考えられないようなお粗末なルール違反がありました。
外国人ジャッジの一人はスペシャリティジャッジだったのですが、それに気付かずにオールブリードの審査をさせようとしていたクラブ側の”大失態”です。
そもそも、どうしてこういう事態が起きるのでしょうか?
理由は簡単です。TICAのショールールを知らない、あるいは知っていても無視しているからに他なりません。
クラブはジャッジと「コントラクト(契約)」を文書で取り交わすことになっていますし、「ジャッジインフォメーション」をショーの4週間前までにジャッジに送ることになっています。
ジャッジ側はもし、その契約(今回の場合であればオールブリードリングを審査すること)を果たせない場合にはショーの出陳受付締切日の14日前までにクラブ側に通知するルールになっています。
二重三重に手続きが定められているにもかかわらず、それをすり抜けてこういう”大恥晒し”な問題が起こるということは、コントラクトさえ結んでいなかったと思わずにはいられません。
こうした杜撰な手続きしかできず、ルールおかまいなしのクラブが3週にわたり3回も連続でショーを開いていいのでしょうか…。
私は非常に疑問に感じています。