”箔付け”やトップの”名誉”のため?
アジアディレクターとしての発言なのでしょうか、あるいはクラブオーナーとしての発言なのでしょうか--。
2月1日のショー開始前の挨拶で、「IWを取るため…」という言葉が何度も出てきたことに、改めて強い違和感を抱きました。
そのために、数多くのショーを開くのだという論理展開でしたから、なおさらでした。
前年度のアジアリジョンからのIW入賞は5頭…。年間出陳頭数の1~2%に過ぎない猫のためにショーがあり、そのために数多くのショーを開くとでも言うのでしょうか…。
仮に「IWを獲るため…」というのが本心だとして、それならショーの数ではなく、各ショーごとのカウントの方が重要であることは誰もが分かっています。
カウントの少ないショーをいくら開いたところで、IWなど増えるはずはないのです。
RWはリジョン内の相対順位ですから、ショーをいくら開いたところで、ポイント競争が激しくなるだけのこと…。
タイトルを持つ猫を増やすためということであれば理解もできますが、そうではなく「IW」にこだわっているところに大いなる”欺瞞”を感じてしまいます。
まさか、「IWを狙っている猫だけが真剣で、そうでない猫は”お遊び”で出している」とでも内心で思っているとしたら大問題どころか、言語道断です。
ショーはタイトルやIW/RWなど”箔付け”やトップの”名誉”のためだけにあるのではないのですから…。