決して欠いてはならない認識
どんな組織であっても、トップとして決して欠いてはならない認識のひとつに「結果責任を負う」というものがあります。
しかし、趣味の世界となると、どうもそうではないようで、困ったものです。
第一義的あるいは直接的にはトップの責任ではなく、誰か他の人のせいであったとしても、その組織で起きた全ての結果責任は組織のトップが負わなければなりません。
それが万国共通の良識、常識であり、結果責任を負わないトップはトップとは言えませんし、そうしたトップのもとでは組織は崩壊の憂き目に遭うでしょう。
無能なトップによくありがちなのが、「私は知らなかった」とか「私は聞いてない」とか「私に相談してくれていれば…」という責任逃れの”言い訳”です。
これがなぜ、責任逃れの”言い訳”に過ぎないかというと、トップとしての「目配り」「気配り「心配り」が出来ていなかっただけの事が多いからです。
目配り、気配りが出来ていれば、トラブルの種や芽を事前に見付け、摘むことができます。
特に新人や不慣れなメンバーに対してはそうした目配り、気配りが欠かせません。
そもそもメンバーから相談を受ける前に、気が付いた点があるなら指摘し、アドバイスし、事態が深刻にならないようにするのがトップの責任です。
要はそうした”責任感のなさ”が、組織内で無用なトラブルを生み出すわけですが、責任感がないだけにトラブルが起こっても責任逃れに終始してしまうというわけです。
たとえ趣味の世界であっても、それではいけないのは当然です。