大人でも実行するのは難しい?
真面目なニュースだったのに、途中で思わず吹き出して笑ってしまいました。
昨夜の「道徳教育」に関する7時のNHKニュースです。
文部科学省は「道徳」を「特別の教科」と位置づけ、新しい学習指導要領の案をまとめたというのです。小学校の「道徳の時間」は「道徳科」に変わるそうです。
その背景はと言うと、「いじめ問題を踏まえ、『自分の好き嫌いにとらわれないで接する』といった『公正、公平』について小学校低学年から教える必要がある」--。
インタビューに応じた文部科学省の課長は今回の学習指導要領案について、「今まで“読み物道徳”と言われてきた道徳教育を、“考える道徳”にしていきたい」「道徳的に考える力を身につけるための質的転換を図るのが目標だ」と話していました。
各学年で何を教えるか22の項目に分けて示してあるそうで、この課長は「道徳教育の改善がいじめ問題の特効薬とは言わないが、“してはならないことはしない”ということを伝える」と強調していました。
私が吹き出してしまったのはその後…。
NPO理事の方が出てきて、「いじめの問題は子どもの問題ではなく、いじめを生んでしまう土壌を作った大人たちの問題だと思っている」と話し、学習指導要領案には「大人でも実行するのが難しい内容がたくさん書かれている」と指摘したからです。
”してはならないことはしない”が横行する身近な趣味の世界を見るまでもなく、まさにその通り!
猫の「スタンダード」を勉強する前に、まずは「道徳」から学び直さなければならない?