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2015年2月

2015年2月28日 (土)

”外圧”によってしか動かない?(3)

もし、TICAのボードが「各国の裁判所の判断を尊重したい」と思っているなら、それはあくまで”建前”でしかないように思えてなりません。

なぜなら、もし、TICAのボードが「正しい判断をして正しい結論を出した」と胸を張れるなら、「どこの国の裁判所がどんな判断を下そうが、TICAのボードは判断を覆さない」と言い切れるはずだからです。

不当な出陳拒否をはじめとする一連の件は、何も難しい問題はありません。しかも、主にTICAのショールールの解釈や適用を巡ってのトラブルです。

私がディレクターであったなら、「裁判所の結論を待つなど情けないのひとことに尽きる」と、ボードで発言したでしょう。

「そもそもこの問題が裁判所に持ち込まれたこと自体、TICAのボードとして恥じねばならない。トラブルが裁判所に持ち込まれるようにするのがボードの役割ではないか」と主張したと思います。

議事録では公表されなくても、そうしたディレクターがいたことを願わずにはいられません。

2015年2月27日 (金)

”外圧”によってしか動かない?(2)

「日本は“外圧”によってしか動かない」と、散々欧米諸国から批判を受けたものですが、米国に本部を置くTICAもまた、”外圧”によって動かないとしたら、皮肉としか言いようがありません。

冬のボードの議事録がアップされ、「決議84」として以下のことが決まりました。

「84: Motion made by Vazquez for unanimous consent to table all action on the Maeyama/Yawata/Enjoy Cat Club/Brilliant Cat Club matters until litigation is complete. Without objection」

ここで重要な英単語は「table」と「litigation」--。

「table」は動詞として「~を棚上げする、保留する、延期する、後回しにする、見送る、持ち越す」、「litigation」は名詞で「訴訟」を意味します。

簡単に言えば、「裁判が終わるまで棚上げにする」ということです。

TICAアジアメンバーの間には、もしかすると「そうだよね…」と納得される方がいるかもしれませんが、私は残念で情けなく思っています。

なぜなら、裁判の結果を待つまでもなく、TICAのボードは正しいことを、正しい手続きで粛々と進め、正しい判断を下せばいいだけだからです。

私がディレクターだったらボードでこう言ったでしょう。

「裁判の結果を待つまでもない。TICAのボードとして正しい判断をし、正しい結論を出せばいいだけのこと。裁判の結果を待つことは、TICAのボードに問題解決能力がないことをさらけ出すことでしかない」

TICAのボードが正しい判断をして、正しい結論を出せば、後になって裁判でも同じような結 果が出るでしょう。

それでこそ、TICAは世界に胸を張れる国際団体と言えるはずです。

2015年2月26日 (木)

”外圧”によってしか動かない?(1)

なぜ、今ごろになって議事録和訳の“虚偽記載”を削除したのか(過去の議事録和訳を全て削除したのか)--。

もし、アジアディレクターらに、「TICAメンバーの信用と評判を事実無根の記載で貶めてはならない」という認識があったのなら、半年も放置することはなかったでしょう。

理由は簡単です。

アクトクラブ員の代理人が「削除しないなら、法的措置を検討する」と、アジアディレクターとリジョンサイト管理者に「内容証明郵便」を送ったからにほかなりません。

ここから透けて見えるのは、アジアディレクターらは決して「反省」などしていないであろうということです。

代理人という”外圧”によってしか削除に応じなかったわけで、 根底にあるのは「反省」ではなく、自分たちの”損害”を最小限に抑えたいという”自己保身”だけだからです。

もし、アジアディレクターやサイト管理者に「反省」の気持ちが少しでもあるなら、「半年も放置してしまった」ことに対する「謝罪」の言葉があるでしょう。

「反省」か、「自己保身」かは、”虚偽記載”の和訳を半年も放置されたアクトクラブ員に対し、「謝罪」の言葉があるかどうかではっきりすると思います。

2015年2月25日 (水)

うやむやに闇から闇へ葬る?

2月14日のブログで改めて指摘してから約10日…。

アジアリジョンサイトと、アジアディレクターがオーナーのクラブサイトがひっそりと直されたことをご存知でしょうか?

リジョンサイトの「BOARD MEETING MINUTES - TICA役員会議事録 -」から、過去のボードの議事録の和訳がそっくりなくなりました。

クラブサイトからは、トップページ最上段にあった春のボードの議事録和訳へのリンクも消えました。

半年近くにわたって放置されてきた議事録の”虚偽記載”が、ようやく和訳からも消えたことになります。

しかし、私たちの要求は”虚偽記載”部分の削除と謝罪であって、過去の議事録の和訳を全て削除してほしいなどとはひと言も言っていません。

にもかかわらず、アジアディレクター、アジアリジョン事務局はなぜ、過去の議事録を全て削除してしまったのでしょう?

”虚偽記載”部分だけでなく、その他にも掲載し続けると都合の悪いことがあるのでしょうか?

アジアディレクター、セクレタリー、そしてサイト管理者(責任者)のいずれからも、”虚偽記載”を半年間、放置し続けた理由、そして半年間、放置し続けたことに対する謝罪はないようです。

自分たちに都合の悪いこと、自分たちの”罪”はうやむやにして闇から闇へ葬り去ろうという体質は変わっていないようです。

2015年2月24日 (火)

続・驚き呆れ果てた被告側「主張」(6)

2013年4月29日のアクトのショーに対する執拗な根拠なき言い掛かりはそれだけではありません。

被告側は裁判において、「日本のキャットクラブ全体が不正なキャットショーを実施しているかの偏見を持たれるようにまでなってしまった」と主張し、その証拠として「TICA YEAR BOOK 2012」の広告の写しを裁判所に提出しました。

「YEAR BOOK」を購入された方はご覧頂ければ分かりますが、1ページ分を使った広告には2位になった米国のベンガル猫とともに、大きくこんなメッセージが踊っています。

「You're #1 Bengal cat to us!(貴方こそ私たちにとっては#1BGよ!)」--。

お金を出せば掲載できる広告にどれだけの証拠能力があるか、根拠たり得るのか、常識で考えればすぐ分かることですが、被告側は思い至らないようです。

しかも、問題はそれだけではありません。

みなさんは前TICA会長が「TICA TREND」に掲載した巻頭メッセージを覚えていらっしゃるでしょうか?

そこには「慎み深い勝者」という言葉とともに、「誇り高い敗者」であるべきと書かれていました。

この広告が前会長の指摘する「誇り高い敗者」の言動と言えるのでしょうか…。

私ならこんな広告を掲載しませんし、多くのTICAアジアのメンバーもしないと思います。

さらに、広告にはベンガルの写真の下に、このBGブリーダーをはじめ34人の名前が連ねられているのです。

そして驚くことに、34人の中にはジャッジやディレクターも含まれているのです。

その中には「プロテスト」を中立公正に裁くべきTICA法律顧問の名前も入っています。

もちろん、TICA法律顧問としてではなく、「個人として名を連ねただけ…」という主張もできますが、こうした広告に名前を記してしまっては、公正公平、中立的な立場で「プロテスト」を扱えるはずがないと思われても仕方ないでしょう。

2015年2月23日 (月)

続・驚き呆れ果てた被告側「主張」(5)

今回の不当な出陳拒否を巡る裁判において、被告側は2013年4月29日のアクトのショーを蒸し返してきたそうです…。

被告側はこう主張しました。

「スプレンダーは予定通り非常に高い得点を得た結果(スプレンダのナンバーは219番であったところ、成猫部門で出陳した全てで1位となっている)、サンダンスキッドを追い抜いて当該年度の世界1位のベンガルとなったものである」--。

「予定通り」? 「全てで1位となっている」??

被告側は何をもってして「予定通り」と主張したのか、そして「予定通り」とはどんな「予定」だったのかは明らかにしていないそうです。

しかし、この主張はこのショーで審査した4人のTICAジャッジを侮辱するものでもあり、決して放置できません。

TICAのメンバー、そしてちょっとキャットショーに詳しい人なら分かるかと思いますが、「予定」などあるはずがないのです。

もしかしてこんな主張をしたのも、被告側が日本の裁判所なら容易に騙せると高を括ったからなのでしょうか…。

「予定」など何もなかった証拠と根拠の数々は次回以降、お伝えしたいと思います。

2015年2月22日 (日)

続・驚き呆れ果てた被告側「主張」(4)

日本の裁判所なら簡単に騙せるとでも高を括っているのでしょうか…。私には到底、理解不可能な主張が被告側からあったようです。

それは、TICAの「プロテスト」に関するものでした。

被告側はこう主張したそうです。

「TICAの役員会にて違反の事実の有無を裁定したうえ、公表される仕組みとなっているものである」

この発言は真実であり、事実だと言えるでしょうか…。

TICAの「プロテスト」に関わったことのあるメンバーなら、痛いほど理解していると思いますが、TICAは違反の事実の有無を裁定しません。

TICAは異議を申し立てた側、申し 立てられた側双方が証拠や証言として提出した事実について、ひとつひとつ「真実かどうか」「虚偽や虚言ではないかどうか」について綿密な確認作業もしなければ、徹底した確認調査もしません。

TICAは何ひとつ証拠や証言について、証拠能力があるかどうかも調べませんし、判定もしません。

TICAは異議を申し立てた側、申し 立てられた側双方が提出した事実について事実認定しません。

そもそも警察や裁判所のような強制権がTICAにはありませんから、やろうと思ってもできるはずがないのです。

TICAが公表するのは、「Take Action」にするか、「No Action」にするかであって、証拠・証言の裏付け調査、違反の事実確認、事実認定について一切、公表しません。

TICAの「プロテスト」の仕組みでは「再反論」が認められていません。

TICAの「プロテスト」では決議に対する「不服申し立て」の権利が認められていません。

被告側の主張だと、あたかもTICAは立派な異議申し立ての仕組みを備えていることになりますが、実際は全く違うのです。

それを、あたかも警察や裁判所のようなしっかりした制度を整えているよかのように主張するところに、被告側のあざとさがうかがえます。

2015年2月21日 (土)

続・驚き呆れ果てた被告側「主張」(3)

苦し紛れなのか、それとも見苦しい“言い訳”なのでしょうか…。

昨年2月1~2日のショーの出陳を巡り、被告のエントリークラークが原告である出陳者からの申し込みを一時、「保留」した件についてです。

原告側は、TICAのショールールに「保留」という規定がないこと、ショールールには「エントリクラークは受け取った順に受け付けるべきである」と書いてあることを指摘したわけですが、それに対する被告側の反論は以下のようなものだったそうです。

「原告による出陳を認めるか否かの判断について保留としたもので、申込みの受付自体を保留したものではない」--。

まるで”官僚”さながらの禅問答のような反論ですが、何人のTICAアジアメンバーがこの被告側の主張に納得するでしょうか?

私が指摘したいのは、「出陳者」目線に欠けている点です。

出陳者からお金を頂いてショーを開催しているわけですから、主催クラブにとって出陳者は”お客様”…。

そうであるなら、「出陳者」の視点で物事をとらえなければならないはずです。

エントリークラーク自ら「保留」と言っているわけですから、出陳者から見れば、受け付けてもらえず、「保留」になったことに変わりありません。

理由がどうであれ、受け付けられずに「保留」されてしまったのです。

こんな「保留」の言い訳が通用するなら、嫌いな出陳者からのエントリーや、成績のいい猫を持つオーナーからの申し込みはいつまでも「保留」にできてしまいます。

「どうして『保留』されているのですか?」と聞かれたら、「申し込みの受付自体を保留したのではありません。出陳を認めるか否かの判断について保留としただけです…」と答えればいいというわけです。

こんな事がまかり通るなら、「エントリークラークマニュアル」も「ショールール」も必要ないということになってしまいます。

2015年2月20日 (金)

続・驚き呆れ果てた被告側「主張」(2)

ショールールの勉強になるので、繰り返しになりますが、改めて23.6.5について考えます。

原文はこうなっています。

「23.6.5 Prior conduct of the entry and/or exhibitor is detrimental to the best interest of the association or the welfare of cats or the club and/or its show」

ここで対象となっているのは、あくまで「entry」であり、「exhibitor 」です。

「breeder」や「関係者」は23.6.5の対象ではありません。

しかし、アジアディレクターら被告側は、「breeder」を問題視して、一般オーナーまで不当に適用対象に含め、出陳拒否しました。

被告側が適用した根拠らしき事情はこれまでにお伝えした通りです。

「関係者である原告○○や訴外○○(私)がキャットショーに来場し、クレームを述べるなどしてショーの運営に支障が生ずる可能性が認められたことは明らか」だというのです。

アクトのクラブ員でもTICAのメンバーでもない、単なる猫のオーナーまで締め出すことがTICAの精神に則ったことなのでしょうか…。

少なくとも、将来の出来事や予測は適用対象にならないという理由と合わせ、二重の意味で、このオーナーに対してショールール23.6.5を適用して出陳を拒否することは出来ないのです。

2015年2月19日 (木)

続・驚き呆れ果てた被告側「主張」(1)

素人考えかもしれませんが、私は裁判での主張は極めて神聖なものだと思っています。

神聖の同音異義語で「真正」もありますが、まさに二重の意味で「しんせい」でなければならなず、一字一句、おろそかにしてはならないはずです。

以前紹介した出陳拒否の判断を巡る被告側の主張(1月20日のブログ参照)について、みなさんは何かお気付きにならなかったでしょうか?

私は2つの主張の言葉使いの違いに強い違和感を覚えました。

趣旨としてはどちらも同じことを主張していますが、最初の文章では「主催者が任意に決定できる」としていたものを、次の文章では「被告らの自由である」と言い換えているのです。

被告とは、アジアディレクターであるクラブオーナー、その実姉のクラブ代表者、それにエントリークラークの2人です。

もちろん、「被告ら」と「ら」が入っていますから、被告4人に限定したものではありませんが、言い換えた以上、仮に無意識であったとしてもそこには何らかの“意図”があったと思わざるを得ません。

どうして敢えて「被告らの自由である」と言い換えたのか--。

その”意図”こそ、全てを解き明かすカギであり、TICAアジアに巣食う”病根”そのものなのではないかと、私には思えるのです。

2015年2月18日 (水)

驚くほど似た構図にビックリ!

様々な報道に接すれば接するほど、驚くほど似た構図にビックリしてしまいます。

最近のテロを巡る世界各地の報道を見聞きするたびに、そう思わざるを得ません。

例えば、「イスラム国」--。

イスラム国家を自称し、イスラム法に則った法治国家をうたっているようですが、実際のところは独自に解釈した法令を適用しているだけなのです。

TICAにはちゃんとしたルールがありながら、それを独自に解釈して出陳拒否という”暴挙”に出るのと、根っこは同じと言えます。

イスラム過激派テログループに見られる「言論の自由」に対する”挑戦”も同様です。

ブログで書くのを止めれば出陳を認めるとか、書き続ける限り出陳拒否を続けるとか…。

果ては、出陳者の勤め先にまで連絡してきて、ブログがどうのこうのと嫌がらせ…。

どうして”脅し”まがいのことまでをして、言うことを聞かせようとするのでしょう?

世界情勢が狂気と悪意に満ちて混沌としているのなら、せめて身近な趣味の世界はまともであって欲しいと思うのですが…。

2015年2月17日 (火)

超えねばならない”ハードル”

実際に「IW」を取れるかどうかは別にして、「IW」を目指して頑張るブリーダーが増えることはいいことだと思っています。

なぜなら、そこには超えねばならないいくつもの”ハードル”があり、「IW」を目指すことで、どんなハードルがあり、どのように乗り超えねばならないかを学ぶのはブリーダーとしてとても勉強になると思うからです。

そこで思い出されるのが漫画「エースをねらえ!」の宗方コーチと岡ひろみのやり取り…。

宗方コーチは恋心に揺れる高校生の岡ひろみにこう諭します。

「岡。一流プレイヤーを目指すなら、お前は女であることを超えなければならない。誰もが、女ゆえの苦しみ哀しみを持っている。道を極めようと挑んだ多くの女が、女であることに甘え、恋に破れ、愛に挫折し、そこで血を流しきる」

「だが、お前はそうあってはならない。道を極めたければ、女であることを超えて、その先に進まなければならないのだ。 忘れるな。テニスに挫折すれば、恋にも破れるぞ」

「IW」を目指すブリーダーにとっても、宗方コーチの教えは胸に刻まねばならないでしょう。「IW」を目指して走っているなら、その猫に「オス」であること、「メス」であることを超えさせねばならないのです。

安易にブリードに使って、「繁殖」も「IW」もなんてことはあり得ないのです。(※あり得る類い希な猫もいるかもしれませんが…)

とは言え、そうした認識を持たないブリーダーが多いのも事実…。

その証拠に裁判では、不当にエントリーを拒否された出陳者に対し、被告側のひとりが裁判所に提出した「答弁書」でこう述べたそうです。

「○○氏(エントリーを拒否された出陳者)の所有する猫はオスであり、ショーに出陳するために繁殖に使えないことはない」--。

別の被告のひとりもこう主張したそうです。

「原告○○(同上)所有の猫は雄であり、ブリードに供さないということはない」--。

原告の出陳者は”遊び”でそのオス猫をショーに出しているのではありません。

「IW」「LA」などいくつもの目標に向かって真剣にショーに出しているのです。

裁判で双方の主張が噛み合わない背景としてこうした認識の違いがあるのは、恥ずかしい限りであり、残念としかいいようがありません。

2015年2月16日 (月)

裁判、第4回期日は2月27日(金)

裁判の第4回期日は2月27日(金)にあるそうです。

第3回期日(1月8日)から、アジアディレクターら4人の被告は代理人を立てて裁判に臨み、第3回期日では代理人から改めて被告側陳述がありました。

これによって、原告、被告双方の基本的な主張がほぼ出そろったため、次回から争点と証拠の整理をする「弁論準備手続」に入るということです。

※弁論準備手続=民事訴訟手続において、漫然と当事者の主張や証拠調べをしていくと審理を進めた後で新たな争点が明らかになったり、そのための証拠調べが必要になったりして、裁判が長期化する懸念が出てきます。

そうした事態を避けるため、初期の段階で争点になっている事実は何で、その事実を明らかにするためにどのような証拠を取り調べるべきかを明らかにする手続きが「弁論準備手続」です。

この手続きは双方の当事者または代理人が立ち会い、裁判所が相当と認める人だけが傍聴できます。

2015年2月15日 (日)

2度あることは3度あるか?ないか?

アジアディレクターがオーナーのクラブによる3月7~8日のショーには、もうひとつの注目点があります。

それは、裁判での被告側の1人が再び、エントリークラークを務める点です。

このエントリークラークは4月26~27日のショー、6月14~15日のショーと、2回にわたり不当な出陳拒否を繰り返しました。

裁判では、出陳拒否を反省するどころか、”徹底抗戦”の構えを見せていますから、「2度あることは3度ある」ではないですが、今度も出陳拒否をしてくる可能性がないわけではありません。

ただ一方で、このエントリークラークは「○○○(このクラブ名)でのエントリークラークは、いわば、受付窓口のメールボーイあるいは、メッセンジャーボーイのような業務である」とも「答弁書」に書いていますから、クラブオーナーの方針転換に唯々諾々と従うかもしれません。

裁判所に提出した「答弁書」の主張を貫くのか、はたまた「答弁書」の主張を覆して出陳受け入れに動くのか--。

注目したいと思います。

2015年2月14日 (土)

新たな訴訟覚悟での”虚偽記載”放置?

出陳拒否の方針転換が表向きの”ポーズ”に過ぎないであろうことは、あるひとつの出来事を例に取っても明らかでしょう。

アジアディレクターとリジョン事務局は、いまだに昨春のTICAボードの議事録(日本語訳)の”虚偽記載”部分を削除しておらず、アジアディレクターがオーナーのクラブサイトではこれ見よがしにトップページの一番上にリンクを張ったままです。

アニュアルボードで”虚偽記載”の削除が決議されたのが昨年8月下旬…。

TICA本部は即座に、春の議事録から該当部分を削除しましたが、アジアリジョンではその後、今日まで半年近くにわたって放置したままです。

アジアリジョンのメンバーの多くは、不当な出陳拒否を受けたアクトのクラブ員が無謀にも日本の憲法問題でこのクラブを裁判所に訴えて、敗訴したと思い込んでいることでしょう。

なぜなら、「日本の裁判所は、本件原告が提訴した憲法関連訴訟においても当該クラブ側に有利な判断を行った」という事実無根の”虚偽記載”がTICAアジアリジョンの公式サイトに掲載され続けているわけですから…。

誰が”首謀者”なのかは判然としません。

アジアディレクター、セクレタリー、サイト管理者、そしてクラブサイトのWeb責任者が組織ぐるみで、この出陳者の名誉を毀損する意図を持って”虚偽記載”を放置し続けているのかもしれませんし、誰かが削除すべきと忠言しても、アジアディレクターが頑なに拒んでいるのかもしれません。

現在、アジアディレクターは、不当な出陳拒否を巡って裁判を起こされているわけですが、”虚偽記載”を放置し続けたことに対する慰謝料請求など、新たな損害賠償訴訟を起こされてもおかしくありません。

それとも、”虚偽記載”を削除するとしたTICAのボード決議にどうしても納得できないアジアディレクターのささやかな”抵抗”なのでしょうか…。

2015年2月13日 (金)

事態を”放置”するとどうなるか?(2)

リジョン内で起きた問題を、アジアディレクターが「知らぬ」「存ぜぬ」で放置できないことは明らかです。

ですから、もしアジアディレクターの説得にもかかわらず、他の2つのクラブが「出陳拒否」し続けるとどういう事態を招くことになるか--。

それはアジアディレクター自身が一番良く知っていると思われます。

当然のことながら、エントリーを拒否された出陳者から「プロテスト」が提出されるでしょう。

アジアディレクターとしては、ボードの一員としてその「プロテスト」に対し、何らかの判断を下さざるを得ない立場に追い込まれます。

もちろん、これまでなら、「No Action」にしてしまえば済んでいたでしょうが、それで終わる保証はもうありません。

TICAのボードに対して、出陳者側の弁護士から決議の見直し要求が送られ、場合によっては日本で新たな裁判が起こされるかもしれません。

結局のところ、トラブルの解決につながらないばかりか、ますます事態は紛糾し、TICA本部に迷惑をかけ続けることになるのは明らかです。

それを考えるなら、どんな妥協をしたとしても、他の2つのクラブに「出陳拒否」を思い留まらせることが、たとえ苦労は多くても一番の近道になるというわけです。

2015年2月12日 (木)

事態を”放置”するとどうなるか?(1)

もし、アジアディレクターが今後、他の2つのクラブにおける「出陳拒否」問題を”放置”するとどうなるでしょうか--。

エントリーを拒否された出陳者のこれまでの言動を見る限り、アジアディレクターに解決を要請し、アジアディレクターが解決しないようであれば、アジアディレクターも含めて「プロテスト」することになると予想できます。

アジアディレクターがそうした事態を回避するには、他の2つのクラブにおいても「出陳拒否」をしないようにさせなければなりません。

もちろん、アジアディレクターの最大限の努力にもかかわらず、他の2つのクラブがアジアディレクターの説得に応じず、頑なに「出陳拒否」を続けることも想定されます。

しかし、そうなれば、TICA本部が解決に動かねばならず、「何のためのリジョンディレクターか?」という問題が出て来ることでしょう。

その意味でも、アジアディレクターとしては他の2つのクラブにも「出陳拒否」をやめるように全力を傾けなければならないだろうというわけです。

2015年2月11日 (水)

もし私の”見立て”が正しいなら…

アジアディレクターであるクラブオーナーの”変心”の理由は全く別のところにあるかもしれませんが、もし私の”見立て”が正しいなら、ひとつの方向性が見えてきます。

それは、アジアディレクターとして残る2つのクラブにおける「出陳拒否」を放置しておくことはできないはずだということです。

もちろん、「We are committed to avoiding this kind of troubles next season」を、単なるいちクラブオーナーの発言と見ることも出来ますが、TICAのボードはアジアディレクターとしての発言と受け取ったと考える方が自然でしょう。

となると、リジョンセクレタリーが代表を務めるクラブと、もう1つのクラブにおける「出陳拒否」も「this kind of troubles」の1つであり、アジアディレクターとして トラブル回避に向けて「最大限の努力をする」のが当然の帰結と言えます。

それぞれのリジョン域内で起きた問題は、それぞれのリジョンディレクターが結果責任を負うことがTICAの大前提であることは、いまさら言うまでもありません。

アジアディレクターとしての指導力を発揮できるか否かが問われていると言えるでしょう。

2015年2月10日 (火)

もしかしてだけど♪もしかしてだけど♪

出陳拒否の方針を転換したことについて様々な臆測が飛び交うなか、私の中では「もしかしてだけど…」と思い当たることが1つあります。

それはアジアディレクターが昨年4月30日付で書き、5月13日にTICA本部が受理したある文書に関してです。

これは、前期末の4月26~27日のショーを舞台に起きた出陳拒否に対する「プロテスト」への反論書の文書でした。

アジアディレクターはこの文章の最後を「We are committed to avoiding this kind of troubles next season」と締め括ったのです。

本人が意図して使ったのか、翻訳者が勝手に訳してしまったか分かりませんが、ポイントは「commit」という英語にあります。

この英語にはかなり強い意味合いが含まれています。

日本語で「約束する」と訳す場合もありますが、日本でいうところの単なる「約束」ではありません。

「誓う」「誓約する」という意味合いの方が強く、「責任を持つ」「全力を傾ける」「最大限の努力をする」場合に使います。

「コミットメント」と名詞で使う場合は「必達目標」と訳したりします。

ですから、この文章を日本語に訳せば、「次のシーズンはこうした種類のトラブルを回避すべく最大限の努力をします」と誓ったことになります。

そう考えるなら、反省もなく「出陳拒否」を繰り返すアジアディレクターの現状に、他のボードメンバーが不満を抱いてもおかしくありませんし、良識と常識を持ち合わせたボードメンバーであるなら、厳しく責任を追及するでしょう。

TICA本部及びTICAのボードが健全であることを前提とするなら、そう考えるのが妥当なのだろうと私は思っています。

2015年2月 9日 (月)

改めて皆様のご協力に感謝致します!

昨日は、出陳者の方々のほか、ジャッジ、クラークの方々のご協力を得て、前回に続いてアクトのショーを開催することができました。

しかも、前回を上回るエントリーを頂くことができ、改めてみなさまのご協力に感謝致します。

今回は海外から2人のジャッジさんをお招きし、しかもお一人は先の冬のボードでABジャッジに昇格されました。

日本での審査が昇格後、初めてのABリングとなり、末永く記憶に残るショーになったことでしょう。

今回も遠く九州から参加頂いたジャッジさんも含め、日本のジャッジのみなさまにも感謝したいと思います。

前回の反省を生かし、今回のショーではいくつかの改善と工夫を施しました。

もちろん、それでもまだまだ不完全な点は多いかと思いますが、さらに良いショーにすべく、今後も改善努力を続けていきたいと思います。

このあともアクトでは3月21~22日、4月5日にショーを予定しています。

出陳者がさらに増え、アクトで審査するジャッジさんの輪がさらに広がることを願ってやみません。

2015年2月 8日 (日)

完全に消えた「フライヤー」の”注記”

アジアディレクターがオーナークラブの「ショーフライヤー」から、ある”注記”が完全に消えました。

出陳拒否をしていた当初は「公の場でTICAを批判した方およびその関係者のエントリーはお断りいたします。(ShowRule23.6.5)」と書いてありました。(※もちろん、そんなことはShowRule23.6.5には書いてありません…)

それが昨年10月のリジョンショーから「ショーコミッティが出陳と入場をお断りすることがあります」と変わり、この”注記”は今年2月1日のショーの「フライヤー」でも記載されていました。

それがこのクラブが3月7~8日に開くショーの「フライヤー」からは、この手の”注記”が消えたのです。

これは、次のショーにおいても出陳拒否や入場拒否はしないというメッセージなのでしょうか…。

とは言え、3月28~29日にショーを開く、リジョンセクレタリーが 代表を務めるクラブの「フライヤー」には「ショーコミッティがエントリー及びショー会場の入場をお断りすることがあります」と書いてありますから、対応は分かれているようです。

完全な正常化に向けてさらに前進するかどうかは、残る2つのクラブの対応と、それに対してアジアディレクターがどのような指導力を発揮するかにかかっていると言えるでしょう。

2015年2月 7日 (土)

自ら「良識あるクラブ」の”旗”を降ろした?

「良識あるクラブは『○○氏(出陳拒否されてきた出陳者)、△△氏(私)、及び関係する方のショー参加のお断り』を決定しました」--。

これは、アジアディレクターであるクラブオーナーが、昨年4月23日の東京地裁における「審尋」において提出した、「本件の猫のショー出陳をお断りした理由及び経緯の概略は下記の通りです」で始まる文書の中での発言です。

この主張が真実なら、出陳を受け入れることは、「良識あるクラブ」の”看板”を降ろしたに等しい行為ということになります。

それとも、裁判所に提出した資料の発言はその場しのぎの”でまかせ”だったのでしょうか…。

もし、その後、何らかの理由で冒頭の主張を覆したのなら、裁判所に対し具体的な根拠と理由を説明する義務があるでしょう。

それだけではありません。クラブ員に対しても、「良識あるクラブ」の”旗”をどうして降ろしたのか、説明しなければならないはずです。

クラブオーナーが今後、裁判所やクラブ員にどう申し開きをするのか注目したいと思います。

2015年2月 6日 (金)

”箔付け”やトップの”名誉”のため?

アジアディレクターとしての発言なのでしょうか、あるいはクラブオーナーとしての発言なのでしょうか--。

2月1日のショー開始前の挨拶で、「IWを取るため…」という言葉が何度も出てきたことに、改めて強い違和感を抱きました。

そのために、数多くのショーを開くのだという論理展開でしたから、なおさらでした。

前年度のアジアリジョンからのIW入賞は5頭…。年間出陳頭数の1~2%に過ぎない猫のためにショーがあり、そのために数多くのショーを開くとでも言うのでしょうか…。

仮に「IWを獲るため…」というのが本心だとして、それならショーの数ではなく、各ショーごとのカウントの方が重要であることは誰もが分かっています。

カウントの少ないショーをいくら開いたところで、IWなど増えるはずはないのです。

RWはリジョン内の相対順位ですから、ショーをいくら開いたところで、ポイント競争が激しくなるだけのこと…。

タイトルを持つ猫を増やすためということであれば理解もできますが、そうではなく「IW」にこだわっているところに大いなる”欺瞞”を感じてしまいます。

まさか、「IWを狙っている猫だけが真剣で、そうでない猫は”お遊び”で出している」とでも内心で思っているとしたら大問題どころか、言語道断です。

ショーはタイトルやIW/RWなど”箔付け”やトップの”名誉”のためだけにあるのではないのですから…。

2015年2月 5日 (木)

大人でも実行するのは難しい?

真面目なニュースだったのに、途中で思わず吹き出して笑ってしまいました。

昨夜の「道徳教育」に関する7時のNHKニュースです。

文部科学省は「道徳」を「特別の教科」と位置づけ、新しい学習指導要領の案をまとめたというのです。小学校の「道徳の時間」は「道徳科」に変わるそうです。

その背景はと言うと、「いじめ問題を踏まえ、『自分の好き嫌いにとらわれないで接する』といった『公正、公平』について小学校低学年から教える必要がある」--。

インタビューに応じた文部科学省の課長は今回の学習指導要領案について、「今まで“読み物道徳”と言われてきた道徳教育を、“考える道徳”にしていきたい」「道徳的に考える力を身につけるための質的転換を図るのが目標だ」と話していました。

各学年で何を教えるか22の項目に分けて示してあるそうで、この課長は「道徳教育の改善がいじめ問題の特効薬とは言わないが、“してはならないことはしない”ということを伝える」と強調していました。

私が吹き出してしまったのはその後…。

NPO理事の方が出てきて、「いじめの問題は子どもの問題ではなく、いじめを生んでしまう土壌を作った大人たちの問題だと思っている」と話し、学習指導要領案には「大人でも実行するのが難しい内容がたくさん書かれている」と指摘したからです。

”してはならないことはしない”が横行する身近な趣味の世界を見るまでもなく、まさにその通り!

猫の「スタンダード」を勉強する前に、まずは「道徳」から学び直さなければならない?

2015年2月 4日 (水)

依然として改まらない”排除志向”

不当な出陳拒否が改められ、TICAアジアにも表向き明るい兆しが見え始めたかに見えますが、果たして本当にそうなのでしょうか…。

私の耳に入ってくるのは、依然として改まらない”排除志向”の動きであり、”陰湿な虐め”まがいの出来事の数々です。

いわゆる”見せしめ”…。

○○○クラブのショーに協力するとどうなるか--。

○○○のクラブ員の猫にいい成績を付けるとどうなるか--。

干されたり、切られたり、”見せしめ”行為は水面下で、かつ”合法的”にますます先鋭化しているようにも見えます。

それだけではありません。

”仲間意識”が強すぎる余りからなのか、新たにTICAのショーに出陳してきた人たちに対して心開いて素直に一緒に楽しむことをしないメンバーも、一部ながらいるようです。

もちろん、新たに強い猫が出てくれば、負けた猫のオーナーからはぼやきのひとつも出るかもしれません。

しかし、「それはそれ」「これはこれ」…。今までTICAのショーではなかなかお目にかかれなかった素晴らしい猫を間近で見られるチャンスであるなら、大いに勉強になるでしょう。

ジャッジにしても、誰がブリーダーであろうが、オーナーであろうが、「いい猫はいい猫」として「スタンダード」に基づいてしっかり審査するのがTICAのいいところなのです。

アクトや私、アクトのクラブ員を”標的”にすると、「プロテスト」されたり、裁判を起こされたりするので、そうしないようなメンバーやジャッジらを”標的”にし始めたのなら、全面解決に向けて動き出したどころか、ますます”闇”が深まるような気がして残念でなりません。

TICAアジアのメンバー全員がもう一度、TICAのモットーを改めて思い起こし、胸に刻まねばならないのではないでしょうか。

2015年2月 3日 (火)

出陳受け入れは形だけの”ポーズ?”

「どうしてエントリーしたの? このジャッジの顔触れなら出陳しても意味ないでしょう」--。

先週末のショーで出陳を受け付けられ、久しぶりにアジアディレクターが主催するショーに参加した出陳者がこんなことを言われたそうです。

私もそんな気がしないではなかったのですが、実際に他の方からそう告げられると、「やはりそういうことか…」と思わざるを得ません。

この出陳者の猫にいい成績を付けないジャッジで固めればエントリーして来ないだろうし、万が一、エントリーしてきて出陳を受け入れたとしても、いい成績は取れないだろうーーという見立てです。

クラブ側が本当にそんなことを意図したのか、この人物の単なる臆測かは誰にも分かりません。

しかし、この”読み筋”を裏付ける状況根拠になりそうな出来事がないわけではありません。

それはこの出陳者の猫にいい成績 を付けたジャッジはショーに招かれなかったり、干されたりするという事態が起きていることです。

アクト潰し、私潰しと、猫の成績阻止の”一石三鳥”を狙っていると”解説”する方もいます。

「出陳拒否」が”非合法”的な嫌がらせであり、「プロテスト」や裁判を起こされてしまうなら、「プロテスト」されず裁判を起こされない”合法的”な嫌がらせをすればいいという発想なのかもしれません。

もしそうなら、出陳受け入れは形だけの”ポーズ”に過ぎないことになります。

表向きは正常化したように見えても、問題の根は底流の”マグマ”として流れ続けることになると言わざるを得ません。

2015年2月 2日 (月)

正常化に向け一歩前進?それとも…??

昨日はTICAのショーを楽しんできました!

アジアディレクターがオーナーを務めるこのクラブのショーでは、アクトのクラブ員の出陳が拒否され続けてきましたが、昨日は拒否されなかったため、そのクラブ員と一緒に参加することが出来ました。

「フライヤー」には「ショーコミッティーが出陳と入場をお断りすることがあります」と書いてあったので、私だけ入場拒否されるかとも思いましたが、杞憂(きゆう)だったようです。

どうしてここに来て突然、方針転換したのかなど、いくつもの「?」はありますが、何より不思議だったのはベンチングです。

この出陳者の左隣りは主催クラブ員、目の前も主催クラブ員…。会場を見渡すと、この出陳者の列は主催クラブ員がずらっと並んでいました。

アクトや私、この出陳者をあれだけ”敵視”してきたクラブオーナーとクラブ代表ですから、ベンチングは主催クラブ員から遠い場所かと思いましたが、予想は外れました。

もともと、私もこの出陳者も主催クラブのクラブ員でしたから、周囲は気心知れた方々ばかりで気楽に過ごせました。

受付近くのエンドオブローだったこともあり、ショーが始まる直前のジャッジの挨拶は最前列で聞くことができ、ショーの間も目の前を行き交う出陳者が多いこともあり、いろいろな方と会話を楽しむことができました。

ショーマネからは例によって、からかい半分の歯に衣着せぬ言葉をたくさん浴びましたが、これもこの主催クラブならではの”魅力”のひとつ…。

裏表ない性格の方ですし、良識と常識を持ち合わせたベテランブリーダーでもあり、いろいろ勉強させて頂きました。

いつもと変わらぬショー風景だっただけに、どうして出陳拒否というような事をしてきたのか、改めて疑問に思わずにはいられませんでした。

これがTICAアジアの正常化につながる一歩であることを願うばかりですが、楽観できない話が入ってきたことも事実です。

2015年2月 1日 (日)

決して欠いてはならない認識

どんな組織であっても、トップとして決して欠いてはならない認識のひとつに「結果責任を負う」というものがあります。

しかし、趣味の世界となると、どうもそうではないようで、困ったものです。

第一義的あるいは直接的にはトップの責任ではなく、誰か他の人のせいであったとしても、その組織で起きた全ての結果責任は組織のトップが負わなければなりません。

それが万国共通の良識、常識であり、結果責任を負わないトップはトップとは言えませんし、そうしたトップのもとでは組織は崩壊の憂き目に遭うでしょう。

無能なトップによくありがちなのが、「私は知らなかった」とか「私は聞いてない」とか「私に相談してくれていれば…」という責任逃れの”言い訳”です。

これがなぜ、責任逃れの”言い訳”に過ぎないかというと、トップとしての「目配り」「気配り「心配り」が出来ていなかっただけの事が多いからです。

目配り、気配りが出来ていれば、トラブルの種や芽を事前に見付け、摘むことができます。

特に新人や不慣れなメンバーに対してはそうした目配り、気配りが欠かせません。

そもそもメンバーから相談を受ける前に、気が付いた点があるなら指摘し、アドバイスし、事態が深刻にならないようにするのがトップの責任です。

要はそうした”責任感のなさ”が、組織内で無用なトラブルを生み出すわけですが、責任感がないだけにトラブルが起こっても責任逃れに終始してしまうというわけです。

たとえ趣味の世界であっても、それではいけないのは当然です。

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