”外圧”によってしか動かない?(3)
もし、TICAのボードが「各国の裁判所の判断を尊重したい」と思っているなら、それはあくまで”建前”でしかないように思えてなりません。
なぜなら、もし、TICAのボードが「正しい判断をして正しい結論を出した」と胸を張れるなら、「どこの国の裁判所がどんな判断を下そうが、TICAのボードは判断を覆さない」と言い切れるはずだからです。
不当な出陳拒否をはじめとする一連の件は、何も難しい問題はありません。しかも、主にTICAのショールールの解釈や適用を巡ってのトラブルです。
私がディレクターであったなら、「裁判所の結論を待つなど情けないのひとことに尽きる」と、ボードで発言したでしょう。
「そもそもこの問題が裁判所に持ち込まれたこと自体、TICAのボードとして恥じねばならない。トラブルが裁判所に持ち込まれるようにするのがボードの役割ではないか」と主張したと思います。
議事録では公表されなくても、そうしたディレクターがいたことを願わずにはいられません。