TICA会長・副会長選挙の重要性とは?(5)
ちょっと間があいてしましたが、11月24日からの続きです…。
みなさんも「社外取締役」という名称を聞いたことがあると思います。
企業は今、日本を問わず、欧米でも、「社外取締役」を置くケースが多くなっています。
要は、内部の目、内部の感覚で企業や組織を運営するには限界があり、外部の目、外部の見識によってチェックすることにより、健全な「ガバナンス(統治)」を実現しようというものです。
翻って、TICAはどうでしょうか?
「猫界の常識が世間の非常識」「猫界の非常識が世間の常識」と言われるようなことが全くないと言えるでしょうか?
私には、TICAアジアも、TICA本部も、TICAのボードも、世間の常識から逸脱したと思われることが多すぎるように見えるのです。
もちろん、猫の遺伝学やスタンダード、細かなショールールにまで、外部の目を行き届かせろと言っているわけではありません。
しかし、TICAの「ガバナンス(統治)」のあり方、特に「ボード」の役割と機能、その運営方法については、もっと外部の見識を入れて改革する必要があるように思っています。
TICAが非営利団体であるなら、猫とは関係ない他の国際的な非営利団体の役員や理事を「団体外ボードメンバー」として入れることがあってもいいはずです。
TICAの組織と体制が、真に国際的な非営利団体として相応しいか、ルールは相応しいかをチェックする「第三者委員会」があってもいいはずです。
一般の企業がするように、コンサルティング会社に点検や検証を業務委託することをしてもいいでしょう。
このまま外部の目によるチェックを経ずに、拡大路線をひた走ることこそ、危険極まりないと思えてなりません。
« 杜撰な「プロテスト」に呆れ果てるばかり(11) | トップページ | 杜撰な「プロテスト」に呆れ果てるばかり(12) »
« 杜撰な「プロテスト」に呆れ果てるばかり(11) | トップページ | 杜撰な「プロテスト」に呆れ果てるばかり(12) »