TICAに「正義の女神」はいるか?(2)
「正義の女神」の像の特徴は「天秤」と「剣」を持っていることだけではありません。
彼女が目隠しをしている点にも注目すべきでしょう。
これは目の前に立つ者の顔を見ないことを示し、法は貧富や権力の有無に関わらず、万人に等しく適用されるという「法の下の平等」の理念を表しています。
ある意味、ジャッジも同じです。
さすがにジャッジは目隠ししませんが、誰が繁殖した猫か、誰の猫かが分からないことを前提にしている点では同じと言えます。
しかし、TICAアジアでは違います。
そのショーで審査をするジャッジ本人がクラブ員の猫をエントリー し、エントリーしたジャッジ本人がそのエントリーした猫に「ベスト」を付けるということが平然と行われているのです。
しかも、それをしたのがリジョンのトップであるアジアディレクターであるというのですから、開いた口が塞がりません。
公平性、公正性のないショーに猫を出したくないと思う出陳者が増えても仕方ないと言えます。
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