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2014年12月16日 (火)

「礼儀」の問題以前にルール違反です!

先週末のショーのファイナルでこんな出来事がありました。

10頭の猫のファイナルのナンバーがケージの上に並べられ、すでに9頭の猫がケージインしていたときのこと…。

最後の1頭のオーナーは現れ、自分の猫のナンバーが立ったケージを確認すると、クラークに話しかけました。

すると、クラークはすでにケージインしているある猫のオーナーを呼び、なにやら伝えました。

呼ばれたオーナーはケージインした猫を別のケージに移動したのです。

なぜ、クラークはその猫を別のケージに移動するように指示したのでしょうか?

最後にやってきた猫は女の子、移動するよう指示された猫は男の子でした。ナンバーは隣同士に立っていました。

どうも、最後にやってきた猫のオーナーが「隣のあの猫を見ると自分の猫が怖がるから隣にしないでほしい」という要望を出したらしいのです。

しかし、移動させられた猫は男の子ながら、いつも性格の良さも高く評価されてファイナルインしている猫でした。

移動を指示されたオーナーしてみれば、「失礼ね!」と心の中で思うかもしれませんが、問題はそれだけにとどまりません。

そこにはショールール違反があるからです。

Show Rule 210.10にはこう書いてあります。

「210.10 If a cat requires special caging in a judging ring, the exhibitor shall relay this information to the ring clerk before the cat's number is posted and in time for special arrangements to be made without inconveniencing any other cats and/or exhibitors」

日本語に訳せば、「ジャッジングリング内において、猫に特別なケージの配慮が必要な場合、出陳者はその猫のナンバーが立つ前に、そして他の猫や出陳者に不都合が生じないように特別な取り計らいができるうちに、その旨をリングクラークに伝えなければならない」

これはShow Rule 第10条の「Responsibilities of Exhibitors(出陳者の責任)」のところに入っています。

このルールは一般審査とファイナルを特に区別していませんから、ファイナルであったとしても適用されるでしょう。

そう考えれば、このケースは明らかに出陳者による「ルール違反」と言えます。

クラークも「ルール違反」です。

なぜなら、このルールを知っていたなら、出陳者からそうした要望が入ってきたとしても、「それはルール違反になりますから出来ません。猫が多く入ってしまう前に言って下さい」と伝えたはずです。

出陳者もクラークもルールに精通していないとどういう事が起きるかの象徴的な事例と言えるのではないでしょうか。

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