これでどう”参考”にすればいいのか?
先週末のショー会場で、アジアディレクターが配布した1枚の資料をどれだけの出陳者、ジャッジが手に取ったでしょうか?
そして、それを読んでどれだけの出陳者、ジャッジが内容を理解したでしょうか?
1枚の資料とは、ルール改正の投票に関する文書でした。
TICA本部から投票用紙と一緒に送られてきた英語の説明文の一部を翻訳したもののようですが、一部しか翻訳していないために、この日本語を読んでも、何がなんだかさっぱり分かりません。
もし、この1枚の文書が「大いに”参考"になった」と言う人がいたら、それはかなりTICAのルールに精通していると言えるでしょう。
なぜなら、アジアディレクターが配布した1枚の文書には、それぞれの改正項目についての「理由」と「賛成意見」「反対意見」の翻訳しか記載されておらず、具体的にどのルールのどの文章・文言を削除・加筆して修正するかが、全く分からないからです。
仮にこの日本語文書を参考にするにしても、投票用紙に入っている英語の説明書を改めて読むか、それとは別に議事録やルールを改めて読み返さねければなりません。
では、アジアディレクターはどうしてこんな不親切な事をしたのでしょうか?
私には、アジアディレクターがルール改正の内容や趣旨をしっかり理解しているとは思えないのです。
というのも、もし、改正の内容と趣旨を充分に理解していたのなら、改正の「理由」も「賛成・反対意見」も、具体的にどういうルールがどう変わるかと併せて考えなければ判断出来ないと分かるはずだからです。
特に、ルールに詳しくないであろう一般メンバーにしっかり理解して貰うには、充分な背景説明が欠かせないと考えるでしょう。
しかし、アジアディレクターはそうした事を一切せず、一部を翻訳しただけで済ませました。
どうしてこういう事をするのでしょうか? 改めて言いますが、理由はひとつしか考えられません。
ルール改正の中身も趣旨も背景も完全には理解しておらず、単に何かを翻訳すれば、ディレクターとしての責任を果たしたことになると勘違いしたからに他ならないのではないでしょうか…。
アジアディレクターがその責務を果たさないなら仕方がありません。
遅ればせながらこのブログを通じ、私のできる範囲で解説と説明をしていきたいと思います。
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