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2014年11月29日 (土)

ルール改正、ここがポイント(2)

今日は「PROPOSAL 3」を取り上げます。

これはいわゆる”30日ルール”と呼ばれているショールールの改正案です。

Show rule 22.4.1にはこう書いてあります。

「A show shall not be held under the auspices of this association, nor shall the cats entered in that show be awarded any regional, international and/or title points, unless the show has been issued a show license at least 30 days prior to the first date of the show」

日本語に訳すと、「ショーは協会の主催で開かれてはならない。ショー開催日の初日から少なくとも30日前にショーライセンスが発行されたショーでない限り、そのショーに出陳された猫のRW/IWのアワードポイントやタイトルポイントは与えられてはならない」

このルールの文章から、「nor shall the cats entered in that show be awarded any regional, international and/or title points」の部分、つまり、「そのショーに出陳された猫のRW/IWのアワードポイントやタイトルポイントは与えられてはならない」を削除しようというものです。

従って、この提案が賛成多数で可決されると、Show rule 22.4.1は「ショー開催日の初日から少なくとも30日前にショーライセンスが発行されたショーでない限り、ショーは協会の主催で開かれてはならない」となります。

「PRO メリット」のところには「もし、クラブが期限内にショーライセンスを申請しなかった場合でも出陳者に罰しない」と書いてあり、「CON デメリット」のところには「クラブにとって、少なくともショーの60日前までに申請する意欲を削ぐことになる」と書いてあります。

果たして本当にそうなのか疑問ですので、改めてこのルール改正のポイントがどこにあるのかを考えたいと思います。

2013年4月29日のアクトのショーでは確かに、申請が30日を切ってしまい問題になりました。

ボードでは、この22.4.1に基づき、このショーに参加した猫のポイントを無効にすべきだとの動議が提出されたことも事実です。

結果として動議は否決され、この時の教訓を生かそうとこのルール改正が提案されたというのが背景です。

しかし、果たしてこのルール改正でいいのでしょうか?

私は疑問を持っています。

なぜなら、私には別の解決策があるように思えてならないからです。

TICA本部が、ショーの30日前を切った申請は受け付けなければいいだけの話なのではないでしょうか?

TICAのショーライセンスがなければ、クラブはTICA公認でショーを開けないわけです。

TICA非公認のショーを開くのはクラブの自由ですが、非公認のショーなわけですから、そのショーに参加してもTICAのポイントを得られないのもまた当然です。

どうして、TICA本部はルールの運用を徹底しようとしないで、ショールールの改正を選んだのでしょうか?

仮に、このルール改正案が必要性のある合理的なものであったとしても、「CON デメリット」の意見は説得力に欠けます。

この改正案が通ると、クラブ側にとって本当にショーの60日前までにショーライセンスを申請しようという意欲を削ぐことにつながるでしょうか?

改正案に賛成するか、反対するかはそれぞれのメンバーの考え方次第ですが、私個人の見解としては、改正してもしなくても大きな意義を見出すことの出来ないルール改正です。

改めて強調しますが、TICA本部が30日を切ったショーの申請についてはライセンスを発行しなければいいだけの話なのです。

みなさんはいかがお考えになるでしょうか?

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