エントリークラークは”メッセンジャーボーイ”?
「エントリークラークは”メールボーイ”あるいは”メッセンジャーボーイ”のような業務である」--。
TICAアジアのあるクラブ員がこう言っていると聞いて驚きました。
これでは何のためにTICAが「エントリークラーク」の資格を定め、「エントリークラークマニュアル」を作り、資格者に毎年、試験を課しているのか分かりません。
しかも、このクラブ員はアジアディレクターがオーナーのクラブだというのですから、あいた口が塞がりません。
ちなみに、正確に言うと、このクラブ員は「○○○(クラブ名)でのエントリークラークは…」と具体的なクラブ名を挙げていますから、このクラブがクラブぐるみでTICAの「エントリークラーク」の精神と職務を踏みにじっている実態がうかがえます。
TICAのジャッジ、あるいは何らかのクラークの資格を持っているメンバーなら理解できると思いますが、「エントリークラーク」は”メールボーイ”でも”メッセンジャーボーイ”でもありません!
「エントリークラークマニュアル」の前書きの冒頭にこう書いてあります。
「キャットショーが成功するには多くの要因があります。その中でも最も重要なことの1つは十分な資質と知識、能力を持ったエントリークラークの存在でしょう」
ショー運営において極めて重要な役割を担う「エントリークラーク」を”メールボーイ”や”メッセンジャーボーイ”のように扱うクラブがあり、それに唯々諾々と従って、杜撰でいいかげんな仕事をするメンバーが限り、健全なキャットショーなど開催できるわけがないのです。