掲載された経緯は全く同じ構図
なぜ、掲載されてしまったのか?
TICAの公式議事録に「虚偽内容」が載った経緯と、英科学誌ネイチャーに「STAP細胞論文」が載ってしまった経緯は構造的には全く同じでした。
ひとことで言えば「事実確認」を怠ったことであり、掲載に当たり厳しく内容を「精査」しなかったことに尽きます。
不正論文を掲載してしまったネイチャーの分析記事によると、「共著者の名声だけで掲載を決めてしまった」との反省の弁も書かれているるそうです。
TICAの議事録も「まさかディレクターがボードに噓を報告することはないだろう」と思い込んだところにも原因があると見られ、この点でも構図がそっくりです。
反省もせず、無視し続ければ、いつまで経っても同じ轍を踏み続けることになるでしょう。