都議会ヤジ問題の教訓(2)
都議会のヤジ問題に、実は”プロローグ”があったとは知りませんでした。
公式謝罪の場面は大々的に報道されましたが、実は発覚する前にこの男性都議はマスコミのインタビューに応じ、「私じゃないですよ」と他人事のように答えていたのです。
さらに、記者が「ヤジを飛ばした都議は議員辞職に匹敵すると思うか?」との質問に、「そうでしょうね」と嘯(うそぶ)いていました。
発覚前のインタビューの様子はニュースで流れ、YouTubeでも確認できますが、私が驚いたのはこの「神経の図太さ」というか、「鈍感力」です。
ヤジを飛ばした張本人ですから、普通の感覚ならインタビューに答えず逃げ回るとか、仮に記者につかまってもしどろもどろになりそうなものですが、そうした様子は一切、感じられませんでした。
そう言えば、身近にも「図太い神経」と「鈍感力」を持ち、平然と噓八百を並べ立てる人物がいて、私の中で妙に重なりました。