声を上げられないメンバーのために
「和解拒否が1カ月で6件、提訴は2件」--。
これは福島第1原発事故の賠償を巡り、原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)に持ち込まれた東京電力を舞台にした「社員VS」の最近1カ月間の紛争状況です。
3月4日には45歳の男性社員が福島地裁に、10日には23歳の男性社員が東京地裁に、それぞれ訴訟を起こしたそうで、対立が泥沼化し、深刻化している実態が見て取れます。
23歳の男性社員は「会社を訴えてまで賠償を求めるべきか悩んだ」そうですが、「声を上げられない他の東電社員のためにも責任を認めさせたい」として提訴を決意したといいます。
私が起こした訴えも、きっかけは私自身のことですが、決してそれだけにとどまるものではありません。
長い時間をかけて蔓延(はびこ)った巨悪を倒す戦いに私が立ち上がったのは、声を上げられないメンバーのためでもあるのです。
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