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2014年4月 9日 (水)

不意打ち的に”不利益”を受ける恐ろしさ

「事実関係を良く理解して頂けないまま、”不正”と判定されてしまいました。弁明と説明の機会を十分に与えて下さったならば、必ず経緯を理解して頂けると思います」

小保方氏は9日の会見の中でこう話しました。

彼女は昨日、理化学研究所に対し「不服申立書」を提出し、代理人弁護士はその中でこうも指摘していました。

「不利益を受ける者に対しては、弁解と防御の機会が十分に与えられなければならない」

そしてこう続けました。

「どのような点が問題視されており、どのような不利益判断がなされるかについて告知され、それに対して防御の機会が与えられないと、不意打ち的に不利益を受けるおそれがある」

小保方氏の代理人弁護士は「聴取が不十分だったことは明らか」であり、「反論の機会を十分に与えることなくなされたもの」と指摘。調査委員会に対して「自らを盲信して判断を誤ったものと考えられる」と断じました。

私のジャッジ資格を巡るTICAのボード決議はどうだったでしょうか。私への聴取は一切なく、反論の機会は全く与えられませんでした。

小保方氏の論文はSTAP細胞という科学の最先端分野の話であり、そのものについてはよく分かりませんが、一方で、私でも「手続き」が正当に行われているか否かの議論については分かります。

みなさんにも適正な手続きが行われているかという視点で、TICAのボード決議に関心を持って頂きたいと思っています。

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