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2014年4月 8日 (火)

加害者が悠々と暮らす社会

題名に「アクト」と付いているから取り上げるわけではありません。

12日に公開されるドキュメンタリー映画「アクト・オブ・キリング」はぜひ観たいと思っている映画のひとつです。

描いたのは1960年代にインドネシアで起きた大虐殺のその後…。当時、同国では軍事クーデター未遂の後、「共産党関係者」とみなされた人々が100万人規模で虐殺されました。

この映画がカメラを向けたのは虐殺を実行した加害者。彼らは地元の暴力団や民兵で、今も”国民的英雄”として悠々と暮らしているそうです。

得意げに殺害の様子をカメラの前で再現して見せる加害者の姿を通して、監督は人としてのモラルを問いたかったようです。

冤罪や魔女裁判、大虐殺は、理由と根拠も示されず、真相も明らかにされないまま、「そうみなされた人々」「そう決め付けられた人々」が”抹殺”されることを意味します。
私には、こうした出来事が大手を振るような社会や組織がまともとは思えないのです。

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